「梅田ダンジョンのセーブポイント」が最後に降臨…大阪地下街・泉の広場

黒川 裕生 黒川 裕生

 その複雑な構造から「梅田ダンジョン」の異名を持つ大阪・梅田の地下街で、半世紀にわたって迷える人々を救ってきたダンジョンの“セーブポイント”こと泉の広場。この噴水が5月から始まるリニューアル工事で撤去されることになったことを受け、運営する大阪地下街株式会社(大阪市北区)は4月5日から、「さよなら泉の広場」と題したイベントを開く。撮影用フレームや照明で広場をRPG風のフォトスポットに演出し、本物のセーブポイントとして遊んでもらおうという趣向だ。

 泉の広場は1970年に誕生し、現在の噴水は3代目。JR大阪駅、阪急梅田駅を中心とする広大な地下街の一部、「ホワイティうめだ」にあり、待ち合わせや休憩スポットとして親しまれてきた。近年はSNSなどで地下街の複雑さが「まるでダンジョン(迷宮)だ」と話題になることも多く、ホッと一息つける広場はいつしかセーブポイントと呼ばれるようになった。

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