「海の京都」が東京・丸の内に来た 人気は“くさい郷土料理”

山本 智行 山本 智行
「海の京都」をPRするWILLER株式会社の田辺真歩さん
「海の京都」をPRするWILLER株式会社の田辺真歩さん

 今回のイベントは「旅する食卓」とあるように食がメーン。夜の部では地ビールコンテストで世界的な賞を連続受賞している京丹後市の「丹後クラフトビール」や丹後天酒(地酒)を提供。昼の部のランチでは舞鶴市の舞鶴海軍カレーをはじめ、与謝野町の丹後コシヒカリのロシェ、宮津市の小アジのぬかだきなど。なかでも、京丹後市の「へしこ茶漬け」(800円)は「いい感じの臭みで食べやすい」と好評だという。

 そもそも「へしこ」は「さば」や「いわし」などの魚を塩漬けした後、米糠に長期間漬け込み熟成させた保存食。塩分はやや高めながら塩辛さの奧に豊かな風味が隠されており、温かいご飯やお茶漬けにピッタリだ。京都府のホームページによると主に石川県から鳥取県までの日本海沿岸地方で生産されており、府内では、伊根町を中心とした丹後地域で昔から保存食として作られ、食されているとのこと。

 会場ではインバウンド向けに英語で表記したメニューや、英語でのプロモーション動画も放映して「海の京都」の魅力を伝えている。営業時間は、ランチタイムが11時から14時。ディナータイムが17時から19時で、土・日・祝日が定休日。

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