猫と仲良くなりたいなら冬がチャンス 「猫の心理学」専門家に聞く

渡辺 陽 渡辺 陽
愛猫にスリスリする高木佐保先生
愛猫にスリスリする高木佐保先生

 -猫が快適に寒い冬を過ごすために、何をしてあげたらいいでしょうか。

 「外で暮らしている猫を見ると分かるのですが、夏に比べて毛の密度が濃くなり、毛量も増えてふんわり、モフモフしてきます。家の中で飼っている場合は、室内にたくさん暖を取れる場所を設置してあげるといいでしょう。ホットカーペットは、留守中も比較的安全ですし、底冷えする床を暖められるので、猫にぴったり。我が家の猫の場合、ホットカーペットの上にふんわりしたクッションを置いてあげると、その間に温かい空気の層ができるので、気持ちよさそうに入っていきます。丸いクッションなので、マカロンの具のようになっていて、その姿をみるだけでも顔がほころびます。火事や低温火傷が気になる場合は、ふんわりした温かい素材の毛布を畳んで置いてあげるだけでも、保温効果があり暖かく、心地いいと思いますよ」

 猫は、さまざまな経験を積むことでどんどん学習をしていく動物。なので「楽しい」「気持ちいい」「嬉しい」と感じる体験をたくさんさせてあげると、その人のことを好きになるそうです。猫とぴったりくっついていられる冬、猫と心の距離をぐーっと縮めてみませんか。

◆高木佐保(たかぎ・さほ)2018年京都大学文学研究科 博士課程修了。専門分野は比較認知科学。学術振興会特別研究員、2018年より京都大学 非常勤講師、同志社大学 非常勤講師。著書「マンガでわかるねこの心理学」監修(共著)

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