春を迎え、国内外の豪華クルーズ客船が大阪港や神戸港に立て続けに寄港し、ファンの目を楽しませてくれている。そんな中、日本船として最大のクルーズ客船「飛鳥2」が神戸港ポートターミナルに寄港すると聞き、手続きをして早速乗船してみた。もちろん、船上カジノも疑似体験。気になるカジノディーラーの声も聞いてみた。
船内にはラウンジや映画館も
乗船した「飛鳥2」は全長241メートル、幅29・6メートル、5万142トン。12階建てで客室数は436室、乗組員は470人だとか。間近で見ても中に入ってもホテルそのものだったが、世界的には大型化が進んでおり、いまやこの大きさだと中型客船だという。
セキュリティーゲートを通って、エントランスへ。ここは二層吹き抜けになっており、その豪華さにうっとりとしてしまう。聞けば、和室も含めレストランは5つ、おしゃれなバーやカフェも備わっていた。
さらに、ダンスホールのあるラウンジや映画館もあり、もはやひとつの街と言っていい。屋上にはプールやパドルテニスのコートもあったが、夕方には出港するとのことで船内をくまなく見学するのは不可能。急いでカジノが疑似体験できる「モンテカルロ」に向かった。
この施設でディーラーを任されているのは日本初となるカジノディーラー養成学校「日本カジノスクール」の卒業生たち。今回は谷村義治客船カジノマネジャー(49)ら4人が応対してくれた。