サバ缶にイワシ缶にと空前の缶詰ブームの中、あの人気商品をそのままちっちゃくして指輪にしてしまった「缶詰リング」が、SNS上で人気沸騰している。作品のツイートには「素敵です!」「いまだかつてこんなに指輪が欲しいと思ったことはない」「ぜひとも猫缶を!!」と4万7千件のリツイートと、16万5千件近い「いいね」が寄せられた。これを作ったのは誰?商品化の予定は??ご本人を直撃してみました。
制作したのは、アートユニット「現代美術二等兵」のふじわらかつひとさん。ともに大阪出身で、大学の同級生だった籠谷シェーンさんと、それぞれが制作した作品を会場に持ち寄るスタイルで各地で個展を開催。「駄菓子」ならぬ「駄美術」と自ら名付けるように、リーゼントに細眉の「ぐれだるま」やダンベルになっている「こけしアレー」など、ジャンルにとらわれず、見るものをびっくりさせ、笑わせるネタな作品を、27年間も生み出し続けている。
-なんとも魅力的な指輪ですね。
「実は、リング自体は、2007年に開いた『カニ展』をしたときに作ったんです。でも、当時はラベルを自分でデザインしたんで、どうも出来が良くなかったのか、全然話題になりませんでした。で、缶詰人気にもあやかってリニューアルする際、思い切ってそのまま商品ラベルを生かしたら、我ながら非常にかわいかったんですよね」