-サバと思ったら、サケでした。
「ええ、サーモンです。もう一つはずわいがにです。缶詰売り場を見渡して、やっぱりこれが一番缶詰らしい缶詰だなあ、と決めました。でも実は作るのは大変で、3Dモデリングで型を取って、そこに樹脂を流し込み、ゴールドの塗装をしてあるんです。だから手が切れることはないですよ。ちなみに女性向けです」
-商品化しないんですか?
「ほかの作品も販売はしていないので、現時点ではないですが、もし、もしも企業の方からオファーがあればぜひ販売したいですけど…」
-そのときのお値段も缶詰と同価格とか?
「あ、いえ、それは企業さん次第ですけど、ちょっとそれでは採算が…」
現物は、4月27日~5月6日に石川県金沢市の「しいのき迎賓館」で開かれる企画展「帰ってきた駄美術百万石」で展示されるそう。会場には140点もの作品が並ぶといい、「『平成に始まり、令和に終わる』展覧会をぜひ楽しんでください!」とふじわらさん。ちなみに、ふじわらさんの推し缶は「ほていのやきとり」だそうです。