令和発表の日に即完売オオグソクムシ入りビールを飲んでみた!つまみ不要のエビ風味

北村 泰介 北村 泰介

 今年の目玉はオオグソクムシだった。1日午前0時に同社のネットショップで発売開始され、正午頃には3000本が完売。新元号「令和」が発表された日に、そのような動きがあったとは…。その週末、代々木公園で開催された「アウトドアデイジャパン東京」に同社が出店。8種類の1つにオオグソクムシビールがあった。

 現場でゴクリと喉に流し込み、それが「つまみ不要のアルコール飲料」だと確信した。口中いっぱいに広がるエビの風味。エビせんべいや小エビのから揚げをつまみに、ビールを飲んでいる感覚だ。つまみは関西風に言うとアテ。「アテのない旅」をオオグソクムシビールという特別な世界の中で楽しめた。

 岩本社長は「作るにあたって、お店に食べに行きました。硬い殻はかみ切るのも大変で、なかなか飲み込めないんですけど、殻は焼きエビのような香ばしい風味で、中身もカニ味噌のような濃厚なうまみがあった。長兼丸さんがおせんべいに入れている粉末を今回、特別に使わせていただきました」と明かす。

 今後の発売予定はないそうだが、同社ブランドの取扱店では樽生を飲めるという。半ばジョークとして平成最後のエイプリルフール商品になったオオグソクムシビールだが、「令和」になっても「もう一杯」とおかわりしたくなる味だった。

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