「映画刀剣乱舞」が“聖地”伊勢へ GWにロケ地で大展覧会開催

山本 智行 山本 智行
織田信長の安土城を原寸大で再現した天守閣
織田信長の安土城を原寸大で再現した天守閣

 年明けから東京、名古屋、京都の3会場で人気を博した「映画刀剣乱舞」大展覧会が“聖地”とも言えるロケ地の伊勢で開催される。場所は伊勢忍者キングダム特設会場(三重・伊勢市二見町)で、期間は4月27日から5月12日まで。屋外開催の利点として、映画のセットも再現するそうで“とうらぶ”ファンにはたまらない内容だ。

 「刀剣乱舞」は有名刀剣を擬人化した刀剣男士を育てるシミュレーションゲーム。女性に大人気となり、最近ではミュージカル、アニメ、映画などにもなっている。ミュージカル刀剣乱舞は昨年のNHK紅白歌合戦にも出場した。

 今年1月には「映画刀剣乱舞」が公開され、大きな話題となったのは記憶に新しいところ。それを記念して東京、京都、名古屋の3都市で開催された「映画刀剣乱舞」大展覧会も大きな反響を呼んだ。実際、東京会場となった東京ドームシティをのぞいてみたが、女性陣の熱気に圧倒されそうになった。余談ながら刀剣乱舞の影響で日本刀ブームにも火が付き、昨秋に京都で開催された「刀剣展」には、なんと25万人超の入場があったという。

 今回、伊勢で「映画刀剣乱舞」大展覧会が開催される運びとなったのは映画の撮影場所のひとつというのが大きい。ファンにとってはいわば“聖地”のような場所。関係者も「映画の撮影会場を見ようとファンの女性たちが連日訪れてくれており、ファンの方々の要望に応えた形です」と話す。

 会場の「伊勢忍者キングダム」には織田信長の安土城を原寸大で再現した天守閣がある。映画の中では、織田信長役の山本耕史と三日月宗近役の鈴木拡樹が絡み、天守閣前では火攻めのシーン、駐車場では火矢のシーンなど施設全体が撮影現場となっている。

 メイン会場である大忍者劇場には、各刀剣男士の特大パネルや衣装を展示。映画のワンシーンの祠の再現や、使用した関連小道具がたくさん展示される。天守閣の最上階部分は撮影現場さながらに、出演者が実際に撮影で使用した衣装や小道具を展示。また火攻めのシーンなどの撮影が行われた天守閣の前には、映画出演者のフォトスポット(刀剣男士8名)を設置。キャラクターグッズ売り場ではここでしか手に入らない「伊勢会場オリジナルご朱印帳ステッカー」を限定発売する。

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