「お店の発泡スチロールの容器だと小分けになってしまいますが、大きいお鍋だときれいに盛ることができます。それに鍋だったら、家に持って帰っても、そのまま火にかけて温められますので、便利ですよね」
…なるほど、それは確かに!おでんを購入するお客さんたちを見続けてきたからこそのやさしさが伝わります。でも、それならば、なぜ張り紙は「お鍋持ち込みOK」ではなく、「お鍋お預かりします」なんですか?
「それは、○時に取りに来ます-というお客さんがいれば、お鍋を預かって、その時間にあわせてセットするからです」
うーん、お客さんにおいしく食べてほしいその気持ち…とても素敵です!
ちなみに、お店でおでんを「鍋買い」されるケースは、「時々行っているおでんのセール期間中であれば、1日2、3件はある」とのこと。みなさんどんなタネを購入されているのか聞くと「大根、卵、厚揚げ、牛すじ、しらたきは欠かせません!」とのことでした。(神戸新聞・川上隆宏)