「鍋、お預かり致します」。山口県内にある、全国チェーンのコンビニ店で、入り口の自動ドア脇に不思議な張り紙を見つけました。自分の身の回りでは、お鍋を持ってコンビニに買い物に行くなんて、想像もできないのですけど、いったい何が行われているのでしょう…。店員さんにお聞きしたところ、本格的な冷え込みが迫るこの時期ならでは、温かい心づかいがありました。
コピー用紙を2枚合わせたものに、大胆な筆文字で書かれた張り紙。真相を電話で店員の方に聞いてみたところ、即答されました。
「ああ、あれは『おでん』です」
-えーっ!鍋を持ってコンビニにおでんを買いに行くんですか?
「はい」
-それってとても珍しいことのように思いますが…。
「いえいえ、この辺ではみなさんしていますよ」
-張り紙にはどこにも「おでん」とは書いていないのですけど…。
「ああ、私たちには普通でしたので…。お客様もみなさんお分かりになられていますし」
◇ ◇
店員の方によると、一度に50個くらい『大人買い』するときに、お鍋を持ってきて購入されることがあるといいます。