広島で話題の「だしの自販機」 高額投資でも自動販売機にこだわる理由

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広島市内に設置されているだし道楽の自動販売機
広島市内に設置されているだし道楽の自動販売機

 二反田醤油によると「ショッピングのついでに買い求めてもらいたい。車も止めやすい」とコインパーキングを展開する「三井のリパーク」の協力により、広島県内の駐車場近くに自動販売機を設置した。全国展開する「三井のリパーク」とともに「だしの自販機」も全国に広がっていった。

 「だし道楽」の売り上げの70パーセントが自販機によるもの。長崎県平戸産のあごをじっくり炭火焼きし、スタッフが素材の状態も見ながらペットボトルに手作業で入れていく。同社によると「天然素材にこだわり、手作業なので大量生産できない。だから自販機での販売方法を守りたい」という。

 自販機を購入するには高額な投資も必要となる。しかし「広告的な役割もしているので。ネットや口コミで話題になれば広告を出す費用に見合う金額かなとも思います」と話題性も手伝い、現在の販売方法を守るという。「これからは福山市や広島県東部の販売を強化できれば」と自販機を増やすことも検討している。あったか料理にもってこいの「だし道楽」は「10月から2月あたりにかなり売れます」と自販機もフル回転の時季を迎えている。(デイリースポーツ・岩本 隆)

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