帰宅するとテレビがついており、何気なく座って見ていた。入院して体力も気力もなくなったご主人がリハビリをし、家族に支えてもらいながら、元気を取り戻していくという感動的な話でした。涙腺の弱い私は、少し目に涙を浮かべながら見ていた。すると突然、画面が健康食品の宣伝に変わりました。
今まで見ていた番組は、健康食品の会社がスポンサーでした。非常にうまく作られているなぁと思いました。他にも、有名な芸能人が、健康食品や特保といわれている商品のコマーシャルの宣伝に出演されている。この流れだと、視聴者の心はわしづかみにされるのではと想像しました。
これらの宣伝は、保健機能食品と呼ばれているものがほとんどだと思われます。保健機能食品は3種類。トクホと呼ばれている特定保健用食品と栄養機能食品、機能性表示食品です。トクホだけは国の審査と消費者庁に届け出が必要ですが、栄養機能食品、機能性表示食品は、国の審査までは必要ありません。健康食品と呼ばれている種類のものも同じです。
高齢化社会となり、健康への関心は高まる一方です。ただ、少しでも健康になりたいと思う消費者の思いを逆手にとる商品も混じっていることは気をつけるべきだと思います。