全国的にスケートリンクは減少傾向。リンク数が比較的豊富とされる関西でも、通年リンクは5カ所しかない。京都市と大阪・泉佐野市に新設される計画はあるものの、既存のスケートリンクは一般利用客が多く、早朝や深夜の予約も埋まっている。フィギュアだけでなく、アイスホッケーやカーリングの需要も高まっておりリンクはまだまだ足りていないのが現状だ。
リンクが増えれば、選手の発掘・育成だけでなく、スケーターのセカンドキャリアにも繋がる。三上さんも「スケートが本当に大好きなので、自分が滑るだけではなくスケート普及の力になりたい。リンクのスタッフやインストラクターに転職したいのですが、冬季のみのリンクでは収入面を考えると難しい」と残念がる。
三上さんは昨年、ネットでの署名活動を始めた。
「姫路市手柄山中央公園の再開発計画が出ています。ここは『姫路アリーナ』跡地のすぐ隣で、整備方針には『スポーツの拠点としての整備』という項目もありリンク建設に相応しい場所。姫路在住ではないので関係ない、と思われる方もいるかもしれませんが、通年リンクが増えることはスケーターとファンにとってはどの地域でも嬉しいことなので、全国の方にぜひご協力いただきたいです」
4月に市長選が行われるため、その後に新市長と市議会に通年リンク復活の要望提出を目指す。まずは1000名分を目安に考えているが、現在集まっているのは700人程度。春までの達成を目指し、さらなる署名を呼び掛けている。
▼署名サイトはこちら
https://www.change.org/p/%E5%85%B5%E5%BA%AB%E7%9C%8C%E5%A7%AB%E8%B7%AF%E5%B8%82%E6%89%8B%E6%9F%84%E5%B1%B1%E3%81%AE%E5%86%8D%E9%96%8B%E7%99%BA%E3%81%A7%E5%A7%AB%E8%B7%AF%E3%81%AB%E3%82%82%E9%80%9A%E5%B9%B4%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%92