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「三匹の子ぶた」が実は5匹だったら…SNSで荒稼ぎ、炎上動画でオオカミを煽る奇想天外な物語 着想は渋谷凪咲さんの大喜利【漫画】

海川 まこと 海川 まこと

昔から語り継がれる『昔話』。なぜ物語がたくさんある現代になっても、昔話は廃れずに語り継がれているのでしょうか。漫画家・人間まおさんの作品『本当は5匹だった3匹の子豚』では、昔話から着想を得た子豚たちの生き様が描かれています。同作はX(旧Twitter)に投稿されると、約2.9万いいねもの注目を集めました。

あるところに、5匹の子豚が産まれました。しかし母親は、出生登録を1匹につき1枚ずつ書くのが面倒だったため、3匹分しか提出しませんでした。そのため、頭もよく自立していけそうな2匹の存在を隠蔽することにします。

隠蔽された1匹は森でサバイバル暮らしをして、もう1匹は年収2億の大企業のサラリーマンとなりました。残った3匹は力を合わせて生きることにしましたが、SNSが稼げるらしいと知ると、多くの人から閲覧されている投稿に適当なコメントを返信し、その返信が多く閲覧されることで収益を得る行為(通称インプレゾンビ)をします。そして儲かったお金で、それぞれワラの家、木の家、レンガの家を建てました。

やがて3匹は起業し、運気が上昇する怪しいオリジナルグッズを売り出してさらに儲けます。それから3匹は、SNSで儲かっているアピールを多く投稿するようになり、その態度が気に入らない人から批判を受けるようになるのでした。

批判コメントに対して3匹は怒り、SNSで罵り合いを始めます。その様子に隠蔽された2匹は「こういうやつにコメント返しても喜ぶだけなのに」と冷ややかに見ていました。

3匹はやがて動画作成業を始めます。そして視聴回数をあげるためには犯罪ギリギリの炎上動画が求められていると考え、オオカミを煽ることを計画しました。これによって、オオカミはいつも自分が作ったおしゃれな料理をSNSに投稿していましたが、3匹の子豚たちがコメントで粘着されてしまいます。

平穏な活動をおこなっていただけのオオカミは、フォロワーたちが自分をかばう様子に心を痛めた結果、3匹のブタを駆逐する決意を固めるのでした。そこでオオカミが呼んだのは、赤いずきんを被った凄腕のハッカーです。ハッカーはものの3秒で個人情報を特定し、オオカミがアンチの家に突撃するというライブ配信を開始します。

3匹の子豚の家は手抜き工事だったため、レンガの家も含めてすべて吹き飛ばされてしまいました。逃げようとする3匹でしたが、炎上動画の見過ぎで思考が麻痺しており「煽ってるライブ配信しよーぜ」と子豚側もライブ配信をはじめます。

2匹がオオカミを煽り、残る1匹が配信をおこなっていましたが、あっという間に煽った2匹は捕まってしまいました。オオカミに食べられそうなそのとき、隠蔽された2匹の子豚たちが姿を見せます。しかし隠蔽された2匹は、自分たちが彼らに助けられたことがなかったため、「よく考えたら助ける義理ないよな」と考えます。

配信している1匹と隠蔽された2匹、「これで3匹だからちょうどよくね?」と話すと、配信していた子豚は隠蔽された2匹たちに媚び始めました。そして捕まった2匹は、そのままオオカミに引きずられて森へと消え去っていきました。

5匹の子豚たちの顛末を、背後で見つめていた1匹の黄色い鳥がいました。その鳥は「昔話から何も学ばないやつがいるから昔話は廃れないんだよ」と言い残し飛び立っていったのでした。

読者からは「色々考えさせられた」「SNSのすべてが詰まってる」などの声があがっています。そこで、作者の人間まおさんに話を聞きました。

「ちゃんと考えて生きろよ」と伝えたい

―同作を描いたきっかけについて教えてください

渋谷凪咲さんが大喜利で「5匹だった3匹の子豚」と言っていたのから着想を得ました。

―唯一生き残った配信していた豚は、その後どうなったとご想像していますか?

1匹でYoutuberやってます。

―この作品を通じて、読者の皆様にどういったことを感じ取ってほしいですか

「ちゃんと考えて生きろよ」と伝えたいです。

<人間まおさん関連情報>
▽X(旧Twitter)
https://x.com/ageomao
▽Instagram
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▽ブログ『人間まおと愉快な仲間たち』
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