日本の昔話『桃太郎』は、桃太郎がお供を連れて鬼退治をするという童話です。漫画家・ほしつさんの作品『ザ・ピーチ・ボーイズ』は、そんな桃太郎の物語を題材とした物語で、同作はX(旧Twitter)に投稿されると、約2.3万いいねもの注目を集めました。
桃太郎は鬼退治のため鬼ヶ島に向かおうとしますが、そのとき一抹の不安がよぎります。その不安とは、なんとお供が全員外来種だったのです。
その中で、桃太郎はシカに似たお供の名前が思い出せず、あらためて自己紹介してもらうことにしました。シカに似たお供は千葉県あたりで増殖しているというキョン、次のお供はアメリカザリガニ、そして最後は…水を求めている謎の巨大魚です。
鬼退治の理由についてキョンに尋ねられると、桃太郎は「鬼って昔からなんか良くない気がするし…」と言い、さらに「島にある宝物庫がすごいっていうし…」と目を輝かせます。キョンに「窃盗とかしないっすよね…?」と言われた桃太郎は、あわてて何事もなかったかのように出航しました。
鬼ヶ島に到着した桃太郎たち。そこで見た鬼たちは、鬼ヶ島が豊かになったことを喜び、そろそろ人間とも和平を結びたいと話しています。
あまりにも襲いづらい島の様子に、桃太郎はお供たちに「この島の生態系をブチ壊すんだ!」と提案します。桃太郎の提案に「我々だって好きでやってない」とキョンが怒り心頭です。そんななか、お供の巨大魚が居なくなっていることにアメリカザリガニが気づきます。
巨大魚はいつの間にか用水路に入り込み、鬼を襲っていたのです。まさに水を得た魚状態となった巨大魚は、卵を産んで1人で生態系を荒らし回ったのでした。
読者からは「はちゃめちゃすぎて大爆笑した」「この話は一体なんだったんだ…」などさまざまな声があがっています。そこで、作者のほしつさんに話を聞きました。
最初はジャズの巨匠みたいなキャラクターが出てくる話だった?
―作品を思いついたきっかけについて教えてください
桃太郎のお供が変わったキャラクターだったらどうだろう、というところから始まったのを覚えています。最初はジャズの巨匠みたいな奴が出てくる話でした。
―お供のメンバーのなかで、とくに巨大魚の存在が異質でしたが、なぜ魚を入れようと思ったのでしょうか?
なぜ入れようと思ったのかはあまり覚えてないのですが、小さい頃から「外来種=アリゲーターガー」という感覚があり、多分そのせいだと思います。
―作品のなかで、とくに気に入っている場面はありますか?
小さい鬼が出てくる場面が好きかも知れません。なんでもないシーンなのですが、子分とか三下みたいなキャラクターが描いてて楽しいです。
<ほしつさん関連情報>
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▽単行本『ホイホ・ホイホイホ』第1巻(Amazon)
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