北アメリカ南部から南アメリカにかけて生息し、ほとんどの種が光沢がかった、妖しく美しい青色に発色するモルフォ蝶。
SNS上では今、そんなモルフォ蝶をあしらったご禁制のアート作品が、大きな注目を集めている。
「ブラジル駐在してた祖父の遺品がやばすぎる 絶対今だったら許されてない」
と件の作品を紹介したのは、エンジニアで昆虫マニアのえあちさん(@air_chip_)。
昔はブラジル土産として定番だったモルフォ蝶のアートや標本だが、現在ではワシントン条約などの影響で、輸入が厳しく制限されている。
この作品には、どのような背景があるのだろうか?えあちさんにお話を聞いた。
――この作品をご覧になったご感想を。
えあち:遺品でもらったものなので詳細は不明ですが、南米での昆虫観察の経験から、現在のブラジルは規制が本当に厳しいイメージがあったので、よく持って帰れたなぁと思いました。祖父は一介の商社マンであり、昆虫や規制周りは詳しくなかったか、今ほどブラジルもうるさくなかったんでしょうね。実際にエクアドルでモルフォ蝶の観察もしましたが、持ち帰れないので逃がしたりしました。
――ブラジルでのモルフォ蝶の扱いについて。
えあち:リプライで気づいたんですけど「繁殖されたモルフォなら規制回避できる。採集はできるが持ち出しができない」という規制状況らしいので、繁殖などで合法につくられたものだったのかもしれません。
何にせよ、今は採集自体に規制がなかったとしても、昆虫採集の文化のない南米では、現地の人ともめることもあるようなので、こういったアートを作るために捕まえるのは難しいでしょうね。
――投稿に大きな反響がありました。
えあち:頑張って書いた小説や、凝ったネタツイ、自分で捕まえたヘラクレスオオカブトよりも、こんな投稿がバズって複雑です。
◇ ◇
SNSユーザーからは
「ばあちゃんちにあるなあ これ昔、流行ってたんかな」
「蝶にはかわいそうですが、その分大切にしなければいけない家宝ですね」
「この種の工芸は、まだブラジルに存在します。しかし現在、同国では許可なく昆虫を採集することは禁止されています。多くの人々が依然として違法に行っています。環境機関によって許可された展示枠があるようで、そこには蝶園用の標本が含まれているものと思われますが、確かではありません。」※ブラジル人のコメント
など、数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。読者のみなさんは、モルフォ蝶のアートをご覧になったことがあるだろうか?
なお、えあちさんは趣味で数々の小説を書いており、現在も長編小説を執筆中だという。公開時には情報発信されるので、ご興味ある方はぜひSNSをチェックしていただきたい。
【えあちさん関連情報】
▽Xアカウント
https://x.com/air_chip_
▽note
https://note.com/peelingplating