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「母の日」が苦手だった子どものころ オトナになって夫と息子に宣言「母の日を廃止します!」 周囲の反応は?【漫画】

海川 まこと 海川 まこと

母の日は、日ごろの感謝を母親に伝えるものですが、「何かしなければ」とプレッシャーを感じることで、気持ちが重くなってしまうこともあります。桜木きぬさんがX(旧Twitter)に投稿した作品『母の日は廃止したよ』は、そんな記念日への複雑な本音をユーモラスに描き、多くの共感を集めています。

作者は子どもの頃から、母の日に対して苦手意識を抱いていました。その原因は、幼いころから自身の母親に「今日は母の日ですけど?何かいう事は?」と感謝を催促されていたためです。そして作者が母となった今、夫と子どもが母の日の相談をしている姿を見た時、感謝を強制させているような気まずさを感じるのでした。

そこで作者は、思い切って「母の日を廃止する」と宣言します。夫と子どもにその方針を伝えると、子どもは素直に「やったー!」と大喜びし、作者の家から母の日は消滅したのでした。

その後、実家の母にもこの決断を伝えたところ、両親からは親不孝者扱いされ、兄弟からも冷ややかな目を向けられます。しかし、それでも桜木さんの決意は揺らぎません。たとえ悪者になったとしても、自分の人生から母の日のプレッシャーを消し去りたかったのです。その結果、現在は実に晴れやかな気持ちで、以前より快適な初夏を過ごしているのでした。

読者からは「すごい、めちゃくちゃよく分かります…!商業主義的な匂いがしてしまって私も母の日にアレルギーあります。強制的な感じが居心地悪いですよね」「こどもの日はなんもないのに母の日とかはしないといけない強制的な感じがなんかなーと思っていました」などの声があがっています。そんな同作について、作者の桜木きぬさんに詳しく話を聞きました。

母の日をなくして感じた「心の平穏」

ー母の日に対して、いつ頃からアレルギーを感じていたのでしょうか?

多少のプレッシャーは感じていましたが、子どもの頃は全然イヤじゃありませんでした。母を喜ばせたいという気持ちでプレゼントを用意したり家事の手伝いをしていたと思います。だけどそれは一緒にやろうと言ってくれる姉がいてくれたおかげだと思います。辛いと感じ始めたのは大人になって、自発的にやらなくてはいけなくなってからです。母親が母の日にプレッシャーを与えてきたり、これまで子どもに金銭を要求することが多い人だったのも大きいです。色々耐えかねたので思い切って3年前くらいに廃止しました。

ー母の日をする側だけでなく、される側に立った時でも負担を感じた理由を教えてください!

感謝されるほどの事はしていないな~と思うので単純に恐縮してしまいます。また、うちの子どもは母の日にはりきるタイプではなく、私と同じように周りからの声かけがあれば、まぁやろうかなという感じでした。だから周りの人間、主に夫が声をかけたり準備させる必要があり、それをみていると「そこまでしてやらなくても!」という気持ちになりました。

ー母の日をやめると言った時の家族の反応はどうでしたか?

夫は最初はネガティブに受け取ったようでしたが、私がいかに苦手かを説明したら好きにしたらいいよと言っていました。肯定してくれたのは夫と子どものふたりだけです。非常識な事を言っているのは自覚しているので全然納得です。面倒な事を言って申し訳ないと思っています。

ー母の日を廃止してみた結果、どのような変化がありましたか?

母の日を取り巻くさまざまな人間関係に思いを馳せて複雑な気持ちになる事がなくなりました。母のことはさまざまな事情からとても苦手ですが、命を懸けて産んでくれたこと、飢えずに18まで育ててくれた事に大変感謝しています。

この先母に感謝を表現したい時がきたら、自分のタイミングで実施していきたいと思います。母の日だからなんとなく感謝のポーズをキメてみる、というのは私にとって不誠実なことでした。母の日を廃止してからは正直な気持ちで過ごせるようになりとても心が穏やかです。しかしこれは私の特性や体調に合わせて行われた事なので、もちろん人にはすすめません。

<桜木きぬさん関連情報>
▽X(旧Twitter)
https://x.com/kinumanga
▽note
https://note.com/kinuno
▽公式ブログ
https://www.mi-zu-umi.com/
▽電子書籍版「わたしが選んだ死産の話」(Amazon)
https://amzn.to/4fuoyys

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