スズメバチの巣を見つけた場合、駆除にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。害虫・害獣駆除専門のサービス「害虫害獣コンシェルジュ」を運営するBEST株式会社(神奈川県横浜市)が、自宅にスズメバチの巣ができた経験のある人を対象にアンケート調査を行ったところ、市販の駆除スプレーなどで自分で対処した人が多く、総費用は「1万円未満」が最多でした。一方で、専門業者への依頼が必要になるケースでは、最大15万円近くかかった回答もありました。
調査は、全国の自宅にスズメバチの巣ができた経験がある人100人を対象に、2026年2月にインターネットで実施されました。
「スズメバチの巣ができたのはお住まいが築何年ごろのことですか?」と尋ねたところ、1位は「築11年〜20年(24%)」でした。その他の築年数では大きな差は見られなかったものの、全体で見ると築11年以上の住宅が大半を占めていることがわかりました。
築年数が経過した住宅は、外壁や屋根、軒下などに細かなひび割れや隙間が生じやすくなります。こうした隙間からスズメバチが侵入し、壁の内部や屋根裏などに巣を作ることがあると考えられます。
「スズメバチの巣ができたお住まいの平米数を教えてください」と聞いたところ、1位は「100平米以上(30%)」でした。全体的にも60平米以上の住宅が半数以上を占めており、比較的広い住まいでスズメバチの巣が見つかる傾向が見られました。
住宅の規模が大きいと、庭や建物の周囲に普段あまり人が通らない場所ができたり、使用頻度の低い物置やベランダの一角など、日常的に確認しにくい場所が生まれたりすることがあります。そうした人の気配が少なく、雨風をしのげる場所は、スズメバチにとって巣づくりに適した環境になりやすいと考えられます。
「スズメバチの巣ができたのはどこでしたか?」と聞いたところ、「軒先・軒下」(45%)が最多でした。次いで「ベランダ」(18%)、「庭木(枝や葉)」(17%)と続き、住宅周辺の比較的開放的な場所に巣を作られるケースが多いことがわかりました。
「スズメバチの巣に気づいた主なきっかけは?」と尋ねたところ、「巣を見つけた(70%)」、「スズメバチの姿を見かけた・複数匹(64%)」といった回答がありました。直接巣を見つけた人のほか、複数のスズメバチが飛んでいるのを見かけ、周囲を確認したことで巣の発見につながった人も多いようです。
「スズメバチの巣に気づいた時期は?」と尋ねたところ、「7月(35%)」、「6月(26%)」、「8月(25%)」といった回答がありました。初夏から真夏にかけて巣の存在に気づく人が多い傾向があり、巣が成長して働きバチの数が増えることで、スズメバチの姿を見かける機会が増えたり、巣そのものが目立つようになったりすることが影響しているとみられます。
「スズメバチの巣の大きさはどのくらいでしたか?」と聞いたところ、「10〜20cm未満(メロンくらい)」(44%)、「10cm未満(ソフトボール以下)」(38%)となりました。調査では、巣に気づいた時点で10cm以上だったケースが半数を超えており、ある程度大きくなってから発見される傾向もうかがえます。
「スズメバチ駆除にかかった総費用はいくらでしたか?」と尋ねたところ、最も多かったのは「1万円未満」(61%)でした。次いで「1万円〜5万円」(29%)となっています。
リリースでは、1万円未満が多かった背景として、市販の駆除スプレーなどを購入して自分で対処した人が多かったことが挙げられています。一方で、巣が大きく成長した場合には専門業者への依頼が必要となり、最大で15万円近くの費用がかかったという回答も見られたとしています。
「スズメバチ駆除後にご自身で行っているスズメバチ対策はありますか?」と聞いたところ、「庭や小屋などの見回り(58%)」が最多で、次いで「定期的に忌避剤を噴霧(33%)」、「庭に不要なものを置かない(29%)」と続きました。定期的に敷地内の様子を確認し、巣の早期発見・駆除につなげたいと考えている人が多いことがうかがえます。
【出典】
害虫害獣駆除専門のサービスである「害虫害獣コンシェルジュ」を運営するBEST株式会社/<スズメバチの巣ができた経験のある人を対象に独自アンケート調査>
https://gaichugaiju.best24.co.jp/