先日、「ママ友の口臭が『う○ち』の臭いだった」という投稿がX(旧Twitter)で大きな注目を集めた。
それに対して、「みなさんも他人事と思わずに注意してください」と引用投稿したのは、化学のガチオタクとして生活に役立つ面白い化学の知識をXで発信している、ねる(@Neru_Drugstore)さん。
ねるさんの解説で明らかになった、口から発せられる「便臭」の正体と対策法に驚きの声が殺到した。
花の香りと紙一重⁉︎ うんち口臭の正体「スカトール」
「【警告】全人類、口内の細菌が放出する『スカトール(うんちの匂い)』に注意してください!
引用元のケースは、単なる口臭ではなく、タンパク質が細菌によって分解され、文字通り便の臭い成分そのものである「スカトール」が発生している状態と言えます。
実は、『スカトール』は、実は極めて低い濃度ではジャスミンのような花の香りの一部として機能します。
しかし、濃度が一定の閾値を超えると、人間の鼻はそれを『排泄物の臭い』として検知するようにできています。
他人事だと思わず、全員、以下の対策を徹底してください。
①フロスと舌ブラシで「スカトールのエサ」を物理的に除去する
②CPCやIPMP、二酸化塩素配合の製品で化学的に殺菌
③こまめな水分補給で唾液の自浄作用を最大化させる
匂い物質『スカトール』対策には、ただ菌を抑えるだけでなく、匂い分子そのものを化学的に無臭化する必要があります。
②でも挙げた『二酸化塩素(ClO2)』は、香料で誤魔化すのではなく、匂い分子を酸化・分解して防ぐ強力な成分です。
A2Careのマウスウォッシュは、アルコールも香料も一切なし。水のような使用感なのに、成分レベルでスカトールなどの不快分子を狙い撃ちします』
<以上、ねるさんのXの投稿より>
歯磨き粉で「舌ブラシ」はNG!
今回の投稿についてねるさんに詳しく伺ったところ、対策としてあげた3項目のうち、「①フロスと舌ブラシで『スカトールのエサ』を物理的に除去する」場合、少し注意が必要だという。
「知らない方も多いですが、舌ブラシを使う際に『一般的な歯磨き粉』を使うのは避けた方が賢明です。多くの歯磨き粉には『研磨剤』が含まれており、非常にデリケートな舌の粘膜(舌乳頭)を傷つけてしまう恐れがあります。粘膜が傷つくとかえって細菌が繁殖しやすくなり、逆効果になることもあるのです。
『舌専用クリーニングジェル』などの専用製品が最適です。これらは研磨剤を含まず、舌の汚れ(舌苔)を浮かせて落としやすくする成分に特化しています。 使用のコツは、薬剤をのせたブラシを『奥から手前へ』と一方向に、力を入れずに優しく動かしてください。理想は1日1回、起床直後です。寝ている間に増殖した細菌を、成分の力で一掃するのが最も効率的です」(ねるさん)