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セクハラする患者←医師「知らないかもですが…」まさかの対策に医療従事者から共感殺到!「何十年後も」「全職員が見る」

はやかわ リュウ はやかわ リュウ

先日、怪我で入院中の50代男性がSNSに投稿したという、「病院は国の金で7割負担してもらえる国営の風俗・キャバクラ」「看護師にわざとAV動画を見せる」「風呂介助中に自慰行為をする」「ボケたふりして看護師の身体を触る」といった、卑劣なセクハラ自慢がX(旧Twitter)上で大きな注目を集めた。

セクハラ加害者の多くが、「どうせバレない」「看護師なら許すはず」「セクハラじゃなくてジョーク」と軽く考えているというが、実は病院側はある「強力な対策」を取っているという。

何年も引き継がれる「セクハラ加害者」の記録

「案外知られていないのかもしれないので、当たり前のことを注意喚起。病院でセクハラ行為をすると、カルテトップに馬鹿デカ赤文字でこう書かれます。カルテが閲覧可能な全職員に共有されます。どんな立場の方でも、対応は同じです。そもそもセクハラはダメ、絶対」

赤文字の例文画像と共にXにそう投稿したのは、心療内科専門医・指導医、あもう(@QjadtncbKrPf3Ed)先生。投稿は118万以上表示され、2.3万以上のいいねがついた。

あもう先生に詳しく伺ったところ、カルテの情報は何年も記録され、「セクハラ加害者」として院内で共有され続けるのだという。

「院内で被害が発生した場合、被害を受けたスタッフは速やかに上司に報告し、カルテに『◯◯という行為を受けた』と記録を残します。記録を確認した上で、上司が患者本人に注意を行います。この時点でその患者のカルテに『こうした行為があり、対応に注意してください』と記載され、主治医に報告がいきます。この記録はたとえ退院してもカルテに何年も残ります」(あもう @心療内科医さん)

「強制退院」「他の医療機関への報告」も

もちろんこういった注意喚起や警告は、患者の家族(配偶者や親)にも説明・共有されるそうだ。

「治療を中断して強制退院になる場合もあるため、ご家族にも説明する必要があるので、『職員に対して、セクハラ行為が認められたため、退院となります』と伝えます。セクハラ行為に限らず、暴れたり暴言を吐く行為でも同様の措置が取られます。場合によっては他の医療機関に『セクハラ行為がありました』と報告します。そうすることで加害行為を未然に防ぐようにしています」(あもう @心療内科医さん)

X上には、「家族の前で報告され、しょんぼりしている男性患者を見かけた」といった同情の声も見受けられたが、そもそもセクハラという性的加害行為は犯罪であり、不同意わいせつ罪、名誉毀損罪や侮辱罪などに該当する場合があるという。加害者が「患者」であっても同様だ。

「私たち医療職は、治療が円滑に行われるよう日々注力しております。患者さんの病状にともなう逸脱行為を医療職が支えるべき場面もありますが、患者が医療職に対して意図的にふるう暴力に対して、毅然と対応する医療機関が増えています。

また、あってはならないことですが、医療職が患者に暴力をふるうことにも注意しなければなりません。患者・医療職、いずれの立場であっても不快な体験については客観的な記録を残すことが必要だと思っています」(あもう@心療内科医さん)

今回のあもう先生の投稿に対して、多くの医療関係者からも共感の声が殺到した。

◼︎心療内科の魅力を伝える「小説」が読める、あもう先生のnote

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