東京都では現在、警視庁および鉄道事業者等と協力し、試験に遅刻できない等の受験生を狙った電車内での卑劣な痴漢被害を撲滅するため、「受験期の痴漢撲滅キャンペーン」として、山手線ラッピングトレインの走行を実施中だ。
ラッピングには、「痴漢は重大な犯罪です。痴漢を絶対許さない。皆で声をあげていく」というキャッチコピーと、アニメ風の「女の子」のイラストが使用されている。
これに対して、「試みはいいけど、性犯罪抑止にロリ顔の女の子のイラストはやめて」「痴漢が余計喜びそう」といった批判の声が多く上がった。
そんな中、iwa(@iwasamom)さんがX(旧Twitter)に投稿した、「性犯罪抑止」のためのラッピング電車に対する問題提起とイメージ画像が大きな注目を集めた。
性加害で「失うもの」を犯罪者側に明示すべき
「なんで痴漢てか性犯罪抑止のデザインて女の子が多いの? 実際の性犯罪者のプロフィールと顔写真をデカく掲示しなよ。◯山◯男(39)当時の勤務先:株式会社〇〇とかのマグショットにして、犯罪によって何を失うか明確に示してあげたほうが『ついやりました』とか言う人間を減らせていいんじゃない?」
そんなつぶやきと共にiwaさんが投稿したのは、「性犯罪者たちの顔写真と名前と年齢」が掲出されたラッピング電車のイメージ画像。
投稿した画像について、「文面に合わせてAIにぱっと作ってもらったやつです」と投稿していたiwaさん。イメージ画像は約848万回表示され、7万8千以上のいいねがつくと共に、多くの共感の声が殺到した。
集団痴漢が多い「埼京線」もラッピングを!
「これマジ名案。今のヤツ、女子がかわいい感じで怒ってるみたいになってるじゃん!痴漢が余計喜びそうで、マジやめた方がいい」
「名誉毀損だの何だのって話なら、犯人の顔出さないでいいから、犯人A:大手メーカー勤務。会社員38歳。2015年通勤中に犯行に及ぶ。強制わいせつ罪(刑法176条)懲役6年。懲戒免職。その後妻子とは離婚。『痴漢やめますか。それとも人間やめますか?』ぐらい書いていいだろうよ」
「<◯◯小学校勤務><✕✕高校教師>とかばっかりになって物議を醸しそうw」
「埼京線の電車にもラッピングした方がいいと思う」
SNS上で生まれる建設的なアイデアに期待
AIで画像を生成した理由について、「モノづくりやシステム構築といった業務でも、議論の叩き台として、何らかのプロトタイプやモックアップなどの試作品を作ると、議論がしやすかったり、細かいところまで話が盛り上がることがよくあります。今回も同様に、AIを使った粗雑なものだとしても、画像がある上で投稿を読んだ方がイメージしやすいかなと思い作りました」と、iwaさん。
また、性犯罪者のマグショットをイメージした画像に対し、「名誉毀損」や「冤罪」に言及したリプライも多く見受けられたが、iwaさんは「建設的な意見を出してくださった方もいて、とてもいいなと思いました」と語る。
「実際の犯罪者の顔を使うと、法的な問題が発生したり、あるいは実際に被害があった方にストレスを与えるのではないか、という意見がありました。これに対して、例えばAIを用いて生成した仮想の犯罪者のマグショットでも効果があるのでは?という案をあげてくださった方がいました。比較研究等が出来そうで良い案ですよね。こういった建設的なアイデアがSNS上で生まれるのは素晴らしいことだと思います」(iwaさん)