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結婚願望強め女子に知人を紹介→初デート後、仲介役の私にダメ出しを連発 男性を傷つけない断り方を教えて!【専門家解説】

長澤 芳子 長澤 芳子

Aさんは結婚願望がある友人(30代後半)と、夫の友人男性を引き合わせました。初対面の食事会は和やかでしたが、後日その女友達から電話がかかってくると態度は一変。話の冒頭から「LINEスタンプのセンスが微妙」「誕生日にLINEギフトを送ってくるなんて引く」など、男性へのダメ出しが止まらなかったのです。

男性は誠実で非がないにもかかわらず、自分のことを棚に上げて相手をジャッジし続ける友人に、Aさんは「その減点法では誰とも結婚できない」と激怒します。その後、友人とは距離を置くことにしましたが、問題は男性への断り方です。

彼に落ち度はないのに「ご縁がなかった」と伝えて彼を傷つけるのも忍びなく、かといって友人の暴言をそのまま伝えるわけにもいきません。夫の顔も潰すわけにもいかず、どう幕引きをすべきかAさんは頭を抱えています。この問題について、コミュニケーションスキルコンサルタントの鮎永麻琴さんに、紹介した男性を傷つけない断り方を聞きました。

事実はシンプルに、感情は乗せすぎずに伝えることが大事

―そもそも「減点法」で相手をジャッジする女性の心理を教えてください。

このタイプの女性に多いのは、「選ぶ側でいなければ自分の不安に耐えられない」というマウンティング心理です。本音では以下のような不安を抱えています。

1.傷つきたくない
2.選ばれなかったらどうしよう
3.自分が大切にされない未来が怖い

そこで無意識に、『先に相手を減点し優位な立場に立つ』ことで心のバランスを取ろうとするのです。

また「LINEスタンプのセンス」「LINEギフト」など人格や価値観の本質ではない部分を過剰に問題視するのは、実は『本当の関係性に向き合う覚悟がまだできていないサイン』でもあります。

減点法は一見シビアで賢い選択のように見えますが、実際には自分を守るための防御反応であることがほとんど。その視点に気づけない限り、誰と会っても「何かが足りない人」に見えてしまうのです。

―紹介した側としては、相手男性(夫の友人)にどう断るのが最も誠実で角が立たないでしょうか。

このケースで一番大切なのは『事実はシンプルに、感情は乗せすぎない』こと。おすすめなのは、次のような伝え方です。

「今回はご縁がなかったみたい。〇〇さんに何か問題があったわけではないんです。私たちは素敵な方だと思ったからご縁をつなごうとしたんですもの。どうかご自身を否定したり、変な風に受け取らないでね」

ポイントは3つあります。

1.理由を細かく説明せずに「ご縁がなかったこと」はハッキリと伝える
2.男性側に非がないことを明確にする
3.感謝と敬意を添える

友人の暴言を“翻訳”して伝える必要はありません。紹介者の役割は、感情のクッションになることです。

―婚活中の友人から「紹介して」と頼まれたとき、事前に確認すべきこと・心構えはありますか。

トラブルを防ぐために、紹介前に必ず確認しておきたいのは、次の3点です。

1.「理想」より「向き合う姿勢」があるか

条件リストが細かすぎる人ほど、実は準備が整っていないことも多いもの。「完璧な人を探している」のか、「誰かと関係を育てたい」のかを見極めましょう。

2.減点ポイントを“本人に直接言うタイプ”かどうか

第三者に延々とダメ出しをする人は、いずれあなたのことも陰でダメ出しし、あなたの信頼も削っていく傾向があります。

3.紹介は「善意」だと理解しているか

紹介はサービスではありません。うまくいかなかったときに「紹介した人を責めない」姿勢があるかは、とても重要です。
そしてあなた自身も「合わなかったら、理由を深掘りしない」「全員の顔を立てる幕引きを最優先にする」。
この覚悟を持つことが、大人の紹介マナーと言えるでしょう。
恋愛や結婚は、人間性が最も露わになる場面です。
誰かを減点し続ける態度は、やがて自分自身の人間関係も削っていきます。

◆鮎永麻琴(あゆなが・まこと)
大学時代にはプロスノーボーダーとしてW杯に出場し、世界ランキング20位を記録。卒業後は国際線CAとして13年間勤務。現在は、コミュニケーションスキルコンサルタントとして多くの人の悩みに向き合う。2020年にはTEDxFukuokaで「自由への切符」というテーマで登壇。

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