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新型テスラ「モデルY」、神コスパBEVへ進化!全く異なる外観デザイン、装備充実、快適性もアップ

村田 創(norico by ガリバー) 村田 創(norico by ガリバー)

シフトレバーさえ無くした斬新インテリア

続いて紹介するのは、なんとも斬新なインテリアだ。ミニマリストが泣いて喜ぶとも言われるほど、シンプルを極めたデザインとなっている。もはやシフトレバーすら存在せず、15.4インチの大型タッチスクリーンで、ほぼすべての操作を行う仕様だ。

この15.4インチのタッチスクリーンが故障した場合、「クルマ自体を動かせなくなるのでは?」と不安に思ったが、そこはしっかりと対策済み。オーバーヘッドコンソールには、「P」「R」「N」「D」のボタンが配置されており、タッチスクリーンが使えない状況でも基本操作が可能となっている。

とはいえ、あえて視認性の低いオーバーヘッドコンソールにスイッチを配置するあたりに、スイッチ類の徹底排除を追求するテスラのこだわりが感じられる。

新型モデルYはタッチスクリーンの操作性に賛否両論!?

スイッチ類を極力排除したいという思想は理解できるが、重要なのは操作性や使いやすさだ。15.4インチの大型タッチスクリーンを「使いやすい」と評価する人もいる一方、正直なところ、筆者にとっては使いにくかった。

現在、多くの車種がタッチスクリーンによる操作を採用しており、この流れは今後さらに加速していくだろう。しかし、そもそも右ハンドル車であれば、操作は左手で行うことになる。日本人の約90%が右利きであることを考えると、多くの人が利き手ではない左手で細かい操作を強いられるのだ。

小さなアイコンをタップしたりスワイプしたりする操作を、利き手ではない左手で行うのは、思いのほかストレスがたまる。新型モデルYでは、シフト操作もタッチスクリーンで行い、上にスワイプすると前進、下にスワイプすると後退する仕組みだが、これも左手での操作では、アイコンを見ながら慎重に行う必要がある。

かつて大きなシフトレバーをノールックで操作していた人にとっては、これだけでもかなりのストレスになるだろう。これはシフトに限らず、メニュー階層が深くなるほど操作性への不満も増していく。

デザインや斬新さにこだわる姿勢は評価できるが、使い勝手にももう少し配慮してほしいと感じる。とはいえ、左利きの人や、左ハンドル仕様であれば、利き手である右手での操作となるため、評価はまた変わってくる。非常に悩ましいポイントだ。

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