男性の染色体を持って生まれた「生物学的男性」が、産婦人科や女子更衣室、女子トイレや風呂などの女性専用エリアに侵入し、SNSなどで「侵入を自慢・レポートする」といった、女性の安全と人権を侵害する行為が問題視されている。
先日、30歳の「トランスジェンダー女性(生物学的男性)」が、自身の母親を同伴して女性用下着店に入店。女性販売員に対応してもらい「採寸した」とX(旧Twitter)に投稿(※投稿は現在削除されている)。
本来「女性用インナー売り場の試着室」では禁止されているはずの「生物学的男性」による試着室利用と採寸に対し、多くの女性たちから、「怖いからやめて」「男性が試着した下着を買いたくない」「1人を許すと全員を許すことになってしまう」といった不安の声が殺到した。
なぜ「生物学的女性」にとって、女装や自認女性を含む「生物学的男性」による「女性専用エリア」の侵入が恐怖なのか?
加害性のなさをアピールするための「母親」同伴でも、なぜダメなのか?
その明白な理由を、元下着販売員で、下着の情報やおすすめ商品の情報を発信している、ちーちょろす 下着の魔法使い(@chiichoros)さんが「女性用下着店の販売員」の視点から、Xに投稿。
投稿は約2,792万回表示され、6万3千以上のいいねがつけられた。
女性用下着店に堂々と入店する「男性(女装)」が怖い理由とは?
<以下、ちーちょろす 下着の魔法使いさんのXの投稿より>
「30歳の生物学的男性がJK(女子高生)と見間違えられたと言って下着屋さんで採寸をしたという話を見てしまったので、元下着販売員目線で感想をつづらせてください。
100%リップサービスです。30代男性がどうがんばってもJKに見えるわけありません。お願いだから下着屋さんに行ったという妄言なら今すぐに訂正してください。本当にお願いだから妄言であってくれ。
と言う前置きはありつつ、(対応した販売員と)私が同じ立場なら、そう言ってしまう可能性が0(ゼロ)じゃないです。普通に怖いから。多分アルバイトの方や優しい販売員さんなら、怖すぎて断れないと思います。なぜなら本人が、
⚫︎女性のような格好をして
⚫︎しかもまさかお母様が『付き添い』でご来店で(つまり息子さんがメインのお客様)
⚫︎もしそのお母様がお得意様だったとして、『申し訳ありませんが男性は無理です』って言う勇気がある販売員はほとんどいません。あと普通に逆上が怖い。
炎上覚悟で言いますが、下着屋さんに堂々と入ってきてしまう男性(女装の方)って、自分たちが思っているよりも怖いです。私は普通の男性より怖かったです。
現場経験があるから言えますが、ぶっちゃけそこまでやる勇気も責任もない。特にアルバイトや派遣さんだったらなおのことです」