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BMIが標準範囲でも「太っている」と回答した女性が7割超 「痩せたい」と思う理由は?

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

SNSやファッション誌などを通じて「痩せていることが美しい」という価値観が定着し、多くの人が過度に「やせ」を追い求める傾向が問題視されているといいます。AI食事管理アプリ『あすけん』を開発・運営する株式会社asken(東京都新宿区)が実施した「現代女性の体型認識とやせ願望」に関する意識調査によると、BMIが標準範囲(18.5以上25未満)でも「太っている」と回答した人が7割を超えることがわかりました。

調査は、同アプリの女性ユーザー1万2882人を対象として、2025年8月にインターネットおよび、同アプリの登録データを用いて実施されました。

調査の結果、BMIが標準範囲(18.5以上25未満)の人のうち、現在の自身の体型を「太っている(とても太っている+やや太っている)」と答えた割合は、20代、30代いずれの世代も73.7%、40代の人で68.0%と7割前後を占めることがわかりました。

また、BMIが標準範囲の30代以下の9割以上が「痩せたい(少し痩せたい+かなり痩せたい)」(20代96.6%、30代94.8%)と回答、BMIが「やせ」(18.5未満)の29歳以下のグループでも55.0%が「痩せたい」と回答しています。

その理由としては、全年代で「見た目を良くしたい」(20代75.6%、30代69.8%、40代52.3%)や「着たい服を楽しみたい」(同68.1%、同66.9%、同58.3%)などが上位となったほか、20代では「周囲からの印象が気になる」(38.4%)という意見も4割を占め、他者からの評価を強く意識する傾向が見られました。

次に、「SNSや友人、芸能人などと自分の体型を比べることはどのくらいありますか」と尋ねたところ、全体の24.0%が「ほぼ毎日」「よくある」と回答。特に20代では41.7%と体型を比較する頻度が高くなる傾向が見られました。

そこで、SNSや友人、芸能人などと自分の体型を比べる頻度ごとに、回答者の直近1カ月の同アプリへの食事記録データから平均エネルギー摂取量を抽出したところ、全年代において、「比較する頻度が高いほど、平均エネルギー摂取量が低い」という傾向が見られました。

特に20代においては、「ほぼ毎日」比較する人は、「ほとんどない」人と比べて1日あたり約129kcalも平均エネルギー摂取量が少ないことがわかりました。

この差は30代(約80kcal差)、40代以上(約62kcal差)と比較して突出しいることから同社は、「若い世代ほどSNSなどでの比較が実際の食行動に与える影響の大きさを示唆しているのではないか」と推察しています。

また、「食事への罪悪感を感じる頻度」については、全体の45.4%が「ある(よくある+ほぼ毎日)」と回答した一方で、食事への罪悪感という心理的な問題は、実際のエネルギー摂取量とは大きく関連しておらず、実際の食行動に影響を与える「他者との比較」という心理的な負担の強さがうかがえる結果となりました。

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【出典】
▽AI食事管理アプリ『あすけん』
https://www.asken.inc/

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