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ワイパーの交換は自分でできる! ブレードの選び方、交換費用について整備士が解説

村田 創(norico by ガリバー) 村田 創(norico by ガリバー)

ワイパーを長持ちさせるコツ

ワイパーの交換目安は1年ごとだと言われていますが、使い方に気を配れば長持ちさせることも可能です。

▽凍ったフロントガラスで絶対に使わない

冬にフロントガラスが凍結したままワイパーを使うことはNGです。

車に乗り込んだとき、視界を確保するために反射的にワイパーを使ってしまいがちですが、ワイパーゴムを傷める原因になります。

一度の使用で傷んでしまって、ワイパーの拭き取りが悪くなるともあるので注意しましょう。

▽汚れたガラス・ワイパーのまま使わない

極端に雨シミや砂埃で汚れたままのガラスでワイパーを使うと、それらの付着物によってワイパーゴムが傷んでしまいます。

また、ワイパーゴムそのものにも砂埃や汚れが付着していることもよくあります。

この場合、長く保たせるために使う前に綺麗に拭き取っておくことも大切ですが、拭き取りが悪くなってそろそろ交換が必要と思っていたワイパーゴムが、汚れを拭き取ることで拭き取りが綺麗になることもあります。

ウェットティッシュなどが使いやすいので、車に載せておくと他のことにも使えるので便利なのでおすすめです。

▽フロントガラスに撥水コーティングをする

撥水コーティングをすることで、汚れをつきにくくすることもワイパーの劣化を防ぐ方法のひとつです。

また、コーティングの効果としてガラスとワイパーゴムとの摩擦抵抗を減らし、汚れを落ちやすくすることができます。そのため、ガラスとワイパーゴムの両方を保護することができます。

▽車をカーポートやガレージ保管する

ゴム製品にとって紫外線は大敵です。ワイパーゴムを劣化から守るためには、紫外線の影響を軽減することが有効です。屋内ガレージやカーポートがあれば積極的に使用しましょう。

▽ワイパーを使わないときは浮かしておく

ワイパーゴムに負荷が掛からないように、ワイパーを使わないときはワイパーを浮かしておくのも有効な方法です。

長く使っていると、ワイパーブレードとワイパーアームの自重でガラスに抑えつけられているワイパーゴムが、変形してクセ付くためです。

ワイパーを浮かしておくためのグッズも販売されており、上記の対策だけではなくワイパーゴムに付着する汚れなどを軽減する効果もあります。

【正規品】ワイパースタンド HP6405 (右ハンドル用, 2個セット) 炎天下の高熱や真冬の降雪・凍結からワイパーブレード、フロントガラスを守る 色: 黒 wiper stand

整備士のまとめ

最後にワイパーゴムやワイパーブレードの交換を無事に成功させるためのポイントを簡単にまとめました。

・万が一に備えてタオルなどを使ってガラスの保護を確実におこなう
・ブレードによってゴムの形状が違うので長さだけで判断しない
・ワイパーメーカーの適合表を確認して、適合する品番の商品を選ぶ

これらに注意を払ってチャレンジしましょう。

   ◇  ◇

◆整備士・ヒロ

国産ディーラー、輸入車ディーラーで勤務してきた2級自動車整備士。整備士経験は10年以上で、過去にはエンジニアとして全国規模のサービス技術大会に出場したことも。 車の整備に関する情報をtwitterで発信している。

   ◇  ◇

【監修】中古車のガリバーが運営・クルマのギモンにこたえるサイト「norico」編集長・村田創

中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!

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