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簡単に作れる鉛筆の「芯削り器」を画家が伝授「いつも尖った鉛筆を使いたい!という方に」

山本 明 山本 明

 画家が「コップ」と「紙やすり」で「鉛筆の芯削り器」を手早く作るやり方を動画にて「X」で公開しました。作り方はいたってシンプルで、紙やすりをくるりと巻いて、両面テープでコップの中にしっかり貼り付けます。そこに鉛筆をさし込み、芯の部分をやすりに当てながらくるくると回すと、あっという間に芯先を綺麗に整えることができます。

 「デッサンなどで、いつも尖った鉛筆を使いたい!という方におすすめなのが『芯削り器』。動画のようにカップと紙ヤスリで簡単に作れて、カッターより早く綺麗に先端が整います

こんな説明文とともに動画を投稿したのは、絵具で描いた宝石作品を中心に毎年約50以上の絵画作品を制作し、国内外のギャラリーなどで発表している画家の「TAKUYA YONEZAWA」(@takuyanokaiga)さん(以下、YONEZAWAさん)です。

 さらに続けて「削った芯はカップに落ちるので周りが汚れないのも◎鉛筆画を描くとき、ひとつ持っていると便利なアイテムだと思います」というYONEZAWAさん。

 動画を見た人たちからはリプライや引用ポストにて
「こういうちょっとした工夫で便利になること思いつくのすごいなー」
という賛辞や、
「大学でデッサンしてたあのころに知りたかった、カッターで削ってる場合じゃねぇ!」
という人、さらに
「うおお、これ私たちの世代だとカメラのフィルムケースでやってた……。蓋もできるので削った粉も溜めとけるのよね。今はもうフィルムケースないからなぁ。」
と自身の体験談を話す人や、
「真似する」
「芯削り器探してたけどこれ作るかなあ…」
「綿棒ケースで代用できそうだな…… また鉛筆使う時に作ってみよう」
と試してみよう、という人などの声が届きました。

カッターで削った「尖った状態」をキープするために

 YONEZAWAさんにこの実用的な「芯削り器」についてお聞きすると、「この方法ですが、最初の削りはカッターで行う必要があります。カッターで、長めに芯を出してから、『芯削り器』で尖らせるという感じです」とのこと。最初にカッターで先を細く長く尖らせる作業をしてから、その後、常に尖った状態をキープするためにこの「芯削り器」を使う、ということですね。

美術予備校の先輩たちが使っていた方法を自分なりに応用

 続けて「このアイデアは、美術予備校の先輩方が使っていた方法を参考にさせていただいたものです。なので、自分のオリジナル、ということではなく、過去の先輩方の知恵ということになるかな、と思います。今回の芯削り器は、その記憶をもとに、自分なりに応用して作ったものです」(YONEZAWAさん)とこの「芯削り器」を作った経緯を教えてくれました。

紙やすりの番手は

 今回、動画の中で紙やすりは320番(中目)を使っておられますが、これがベストなのか、YONEZAWAさんにお聞きすると、「作るときのコツとしては、紙やすりの番手は『320番』がどの硬さにも対応できて汎用性が高いと感じています。鉛筆の芯の硬さや用途にもよりますが、おおよそ320〜600番くらいの範囲が使いやすいと思います」といい、「また、自分は持ち運ばないので蓋はつけていませんが、持ち運ぶ場合は蓋付きのビンなどで作ってもいいと思います」と上手く制作、使用するためのアドバイスを話してくれました。

この方法が広く伝わっていけば

 今回の投稿への反響について「SNSで多くの方から感想をいただけて、本当にうれしく思っています。初めて知ったという声もありましたし、『昔フィルムケースでやっていた!』という共感の声もあり、思いがけずたくさんの反響があって驚きました」と話すYONEZAWAさん。

 さらに「初めて知った方も多かったようなので、この方法が多くの方に伝わって、『いい方法あるよ!』と、受け継がれていったらいいなぁと思います。このアイデアを使って、『描くこと』がもっと楽しくなったり、身近に感じてもらえたら嬉しいです」とYONEZAWAさんはこの方法をシェアした人に向けての思いを話しています。

TAKUYA YONEZAWA さん情報まとめ
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