セクシービデオ業界では、新たなスターが日々誕生しています。一方でお気に入りだった女優が引退するニュースを知り、ショックを受けるファンも多いです。そんなセクシー女優の引退について、詳しく掘り下げてみましょう。
セクシー女優が「業界を去る方法」は、大きく分けると3つしかありません。
①華やかにやめる(卒業式など盛大的に送り出す)
②フェードアウト(徐々に消えていく)
③失踪(音信不通、急なSNSアカウント削除など)
3つの中で①以外はマイナス要素しか含まないと思われがちですが、意外にも②のフェードアウトは業界的にNGでもないようです。その理由や、それぞれの方法について細かく解説していきますね。
卒業時期を事前に発表!イベントもある華々しい引退
こちらは売れっ子によくある王道的な引退方法です。人気者ほどやめる時期の告知が早く「ラストイヤー」として最後の1年間は精力的に活動したり、引退イベントやオフ会など様々な催しが開かれたりして、盛大に送り出されます。セクシー女優に限らず、人前に出る商売なら華々しい引退はもっとも憧れるパターンですよね。
事前に引退日を告知すれば女優自身もゴールが見え、「そこまでは全力で駆け抜けるぞ」と気合が入ります。演者以外にとっても、推しの卒業時期を分かっているのはとてもありがたいこと。「もうこの子はいなくなるんだ」なんて覚悟ができれば、最後まで全力で応援しつつも別の推しを見つけたり(笑)、事務所も新しく売り出したい女の子をプッシュしておくなど、先々の準備ができるからです。
業界を引退しても変わらず人気商売を続けるなら、引き際のキレイさは重要視されるポイントの1つ。「華々しい卒業式から、次のステップへ進む時」とは転職活動とよく似ていますので、華々しい引退は演者の先を紡ぐ要素にもなり得るのです。
地味に多いぞ!徐々に存在を薄くするフェードアウト
「推しが精力的に活動をしていたのに、段々作品を出さなくなってそのまま消えた」や「作品への出演数やイベントが減り、SNSの更新も減り、最終的にはアカウントがなくなった」など、推し活歴が長い人たちからこの手の話をよく聞きます。
実際、演者のフェードアウトはよくある話です。ガンガン活動する→稼働が落ち着く→SNSの更新が減る→気づくといなくなっている……といった感じですね。実はこれ、「本人が意気消沈したのが引退の原因」だと思われがちですが、意図的におこなわれていることも多いとか。
数年限定で活動する予定など、最初から引退時期が決まっていたり、卒業式などを一切せずに活動を終わらせたい場合は風のように消えるのが一番ですから。
突如いなくなるよりも、徐々に稼働を減らして“引退しそうな雰囲気”を匂わせるのも一種の作戦という(苦笑)もちろん、本人が活動とともにやる気をなくしてフェードアウトする例も多いですが、事務所と相談してわざとこのやり方を選ぶ場合もあります。
イベント全バックレ!突然すぎる失踪からの引退
もっともファンを心配させる引退方法が“失踪”です。セクシー業界では残念ながら一定数いる引退方法(方法と言うのはおかしいですが)で、ただ消えるだけではなく、確定したスケジュールを全てバラしていなくなってしまいます。
突然の引退には身バレや病気など様々な理由があるため、失踪が絶対に悪いとは断言できません。しかし「気分が乗らなくなった」とか、「海外出稼ぎの方が稼げるからこっちにシフト。後はもういいや~」と本人の勝手すぎる都合で急にいなくなるケースはザラにあります。
今の時代、無理な引き止めができませんし、常識がない女の子だと事務所と音信不通のままバックレてしまいます。非常に迷惑ですが、知名度のある・なし問わずこうした行為を平気でする困った子は存在するのです。
突然すぎる失踪→引退で何も説明がない時は、本人の意思で理由を公表しないか、勝手な都合やバックレのように説明のしようがないかのどちらか。後者だと急に戻ってくる可能性も考えられ、ハッキリと“引退”と釘打てません。よって事務所も何も言えず、最終的にフェードアウトパターンといったところですね。
音信不通はファンからしても心配になる出来事ですが、失踪してから芸名を変え、しれっと戻ってくることもあるので何とも言えません(笑)一般的な常識で考えたらありえないものの、この業界では出戻りは珍しくないので、本当に不思議な世界だなと思います。
◆たかなし亜妖(たかなし・あや)元セクシー女優のシナリオライター・フリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ゲーム会社のシナリオ担当をしながらライターとしての修業を積み、のちに独立。現在は企画系ライターとしてあらゆるメディアで活躍中。