昨年のM-1グランプリで準優勝を果たしたお笑いコンビ「バッテリィズ」のエースさんのファンサービスが「メロ男過ぎる」とSNSで話題になっている。5月中旬、競輪イベントにバッテリィズが出演した日のこと。休憩中、建物の中からレースを見ていたエースさんが窓ごしのファンに気付くと、ジェスチャーで反応して写真まで撮らせてあげるサービスぶり。別の日には、生きることに疲れたと話すファンに〝ある言葉〟を掛けて―。
人柄が素敵!な一面とは
エースさんとのやり取りを投稿したのは、X名・くらげさん(@23ooo8)。神奈川県の平塚競輪場で行われたイベントで、バッテリィズのステージを鑑賞した。
1回目のステージが終わり、演者が休憩中に建物からレースを観戦していた時のこと。ファンたちがエースさんに手を振ると、手を振り返してくれた。くらげさんは一眼レフカメラを持参しており、カメラを上げて「撮っていいですか?」とジェスチャー。すると、エースさんは笑顔でピース。写真を確認し、感謝の気持ちを込めて手で丸を作ると、エースさんも「ええよー」と手で丸を作って応えてくれたという。
一連の流れと撮影した写真をX上に投稿すると、「この笑顔でされるとたまらん」「人柄が素敵」と話題になった。
手売りチケットに書いてくれた言葉
エースさんの優しい人柄を感じた場面は、この時だけではないという。バッテリィズがブレークする前の昨年1月。くらげさんは仕事で心を病み、休職して東京から地元の大阪に帰省していた、そんな時、バッテリィズの漫才を劇場に見に行った。そして、手売りチケットの現場には、たまたまエースさんがいた。
「楽しみにしていることを伝えた後、今考えると厚かましいお願いですが、『生きるのがんばれ』と書いてもらったら頑張れる気がして、そう書いてほしいと頼んだんです」とくらげさん。しかし、エースさんの返しは「生きるのなんか頑張らんくていい、たのしめ!!にしとくわな!」。チケットには、エースさんのサインと「たのしめ!!」の文字が綴られた。
後にエースさんは、あまり深くは考えず、「生きるの頑張れってなんやねん!と思ってしまって、意味分からんし、それを書いてどうにかなるんかいなと思って、たのしめ!!って書きました」と振り返っている。
ただ、くらげさんにとっては、考え方を変えてもらった言葉。今では復職して元気に過ごせるようになったという。「競輪場での出来事も含めて、ファン思いなところは売れても変わりません。写真とチケットは宝物です」