漫才の「ツッコミ」は、「ボケ」の言動に対して、否定したり、指摘したり、軌道修正したりして笑いを増幅させる役割があります。
でも、バッテリィズのスタイルは、そもそも軌道修正しなくていいボケを、エースさんのピュアな一言で軌道修正されてしまう。相方の寺家さんは1つもボケてないはずなのに…という所が面白いです。見ている側も「確かに言われてみればそうかも…」となぜか納得させられてしまうし、かと思えば、ボケの寺家さんが、ツッコミのエースさんにさらにツッコミを入れる。ツッコミ合いの末、寺家さんが折れて、エースさんの「もうええわ!」で終わるのが、投手と野手のサインのやり取り見たいに見えてきます。
特にツッコまれ続ける時の寺家さんの表情が、「そんなツッコミすんの?そんな球投げんの?!」みたいな感じで、面白いので注目してほしいです。