「食べ終わるのがもったいない」
商品の味について、「なめらかでもっちりな完全なスイーツなのです」「味は完全にチョコバナナです!どうやったら豆腐感あんなに消せるんだろ?」とXに投稿していた、こまさん。
こまさんに詳しく聞いたところ、普段は10代女子が大好きな「可愛くて美味しそうなスイーツ」を避けざるを得ない娘さんも、「おいしぃー!食べ終わるのがもったいない!」と、絶賛していたそうだ。
「同じようなお豆腐の商品でも、乳が入っていたり、明らかにお豆腐味だったりと、商品選びはとても難しく、こんなに美味しい商品に出合えてラッキーでした。娘もまずパッケージを見て、『食べていいの!?』と興奮していました。容器からお皿に出すとチョコソースがとろけ出るところもよかったです」(こまさん)
「食べられる数少ない商品」が売り場から消える恐怖…
食物アレルギー症状は命に関わることがあるため、こまさんは日頃から、商品のパッケージの裏側に印刷された原材料を慎重に確認した後、商品を購入しているという。
「商品をひっくり返すのは買えなかった時に申し訳ないので、商品を頭よりも高く持ち上げてアレルゲン(※アレルギーの原因となる抗原のこと)を確認しています。周りから見たら完全に怪しい人です。可能であれば、商品の表面にアレルゲンを書いておいてもらえるとありがたいですが、『植物性』や『豆乳仕立て』を謳っていても、香料(乳由来)や一部に乳を含む(微量に含む)ことが多々あり、買えないことは多いです……。
何よりも、需要が少ないため仕方ないのですが、植物性のカルピスやプリン、アイスなどの”食べられる数少ない商品”がいつの間にか売り場から消えてしまうのが悲しいというか、恐怖です」(こまさん)
フレーバーが変わっても絶対買います
幼い頃、乳製品や卵が使用されている「スイーツ」をプレゼントし合うバレンタインやホワイトデーが嫌だと泣いていた、というこまさんの娘さん。
そんな娘さんのティーン心にもフィットした紀文の商品と公式さんの対応について、「感謝の気持ちでいっぱいです」と、こまさん。
「紀文さんののりふみ担当の方には、お仕事を増やしてしまって申し訳ない気持ちもあります。とにかく、優しくてまっすぐなご対応に感激しました。デザート風とうふ、フレーバーが変わっても絶対買います。こんな素敵な商品をこれからもどうぞよろしくお願いします」(こまさん)
そんなこまさんとのやりとりの中で、「この商品にそのような需要があるとは知らず」と、返信していた紀文の公式さん。
それについて、「ただただ純粋にチョコバナナ味の豆腐を作ってみたかっただけ…?(驚愕の表情)」「アレルギー対策目的でなく『チョコバナナ味のとうふ』を作っていた紀文っていう企業おもろい」と、紀文の商品開発のセンスを讃える声も見受けられた。
そこで、紀文の広報担当に、「豆乳で作ったデザート風とうふ チョコバナナ味」の誕生秘話と、今後の商品の販売継続と展開についてお話を聞いた。