ポイントは…改札を通る時の「ワクワク」
ーー制作にかかった時間や費用は…?
「制作期間は約2週間ほどで、ダンボールはおむつの空き箱などを使ったので、ICカード部分の付録の値段を除くと、製作費は装飾に使った1000円ほどだと思います。
実は制作の途中で息子に作品を発見されてしまい、自分の中ではまだ7割ぐらいの完成度なんです。でも息子に見つかった以上、破壊と修理のサグラダ・ファミリア状態だと思うので、もうこれで完成形にします(笑)」
ーー下部が息子さん専用の「靴箱」になっているのもいいアイデアですね。
「改札って、メンテナンスしている時に横側がぱかっと開いている姿を駅でも見ると思うのですが、それが私、大好きなんです。なので、改札の側面のワクワク感を出せるように工夫しました。歯車型の画用紙を貼って機械を表現したり、紙のチケット用の箱などを収納しました。
紙のチケットの場合、自動で排出する仕組みは作れないので、チケットを取り出す代わりにティッシュを取り出せるようにしたところも工夫したポイントです」
◇ ◇
この「ダンボールの改札」を玄関に設置してから、息子さんは毎朝ウキウキで通園の準備をしているという。
「今までよりも玄関に向かうスピードが上がり、ぱっと靴を履き、さっとICカードを出して改札をニコニコしながら通る姿は、さながら大きな商談を終えたサラリーマンのようで、陰から見守る私も嬉しくなります」(ダンボールビーダマン工作・発明さん)
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