人によってライフスタイルは様々ですが、なかには海外に移住している人もいます。言葉や文化が違う異国の地で、問題なく生活を続けられることに感心してしまうものです。
オカリナ奏者で約10年も海外を転々としているオカリナ講師のジャスティンさんが手がけた『月収5万エジプト在住 まあ死なんやろ日記』(KADOKAWA)は、エジプトに住んでいた時の経験を描いたコミックエッセイです。以前ジャスティンさんは自身のX(旧Twitter)に、エジプトでの食事に関するエピソード『エジプトの食べ物で死にかけた話』を投稿すると、多くの人から注目を集めて7000件以上の「いいね」が寄せられています。
ある日、オンラインで会話していた友達から「毎日何食べてんの?」と聞かれるジャスティンさん。エジプトには大手のファストフードやカフェなどがあるため「意外と何でもある」と伝えると、友達は「砂漠しかないのかと思ってた」と驚くのでした。
しかし、エジプトでの食事に困ることなく過ごしていたジャスティンさんに災難が訪れます。ある朝、猛烈な嘔吐感で目覚め、その後に「謎の赤いもの」を吐いたり、すさまじい寒気に襲われたりなど、ジャスティンさんは瀕死の状態に。力を振り絞って隣の部屋に住んでいる友人夫婦に助けを求めると、彼らのサポートによって地元の病院に担ぎ込まれ…。
エジプトで経験した食事のトラブルに、読者からは「災難すぎる」「本当に生きててよかった」「自分だったら乗り越えられる自信がない」「海外での食事は本当に覚悟が必要だね」などの反響が。そこで作者であるジャスティンさん、同作を描いたきっかけについて話を聞きました。
―同作を描いたきっかけを教えてください。
KADOKAWAの編集さんと話しているときに「衣」「食」「住」について聞かれまして、「食」といえば…と考えたところ、エジプトでの食中毒の体験を思い出し創作に至りました。また外国の食については友達にもフォロワーの方にもよく聞かれる話題ですので、「毎日何食べてるの?」を始め、よく質問されることに答えるような形でストーリーを組み立てました。
―作中にもありましたが、改めて振り返ると「感染性胃炎」は、これまで経験した中でも結構な辛さだったでしょうか?
本当に死ぬと思いました。2回目以降は「またか…病院行こ」という感じです。
―著書『月収5万エジプト在住 まあ死なんやろ日記』を描いたきっかけも、ぜひお聞かせください。
ある日突然KADOKAWAの方からご依頼をいただき、編集さんとミーティングやアイディア出しを重ねる中でできあがりました。
―読者にメッセージをお願いいたします。
この話を含め、本全体をお楽しみいただけますと幸いです。もし外国に興味がわいたら、異文化に飛び込んでみることをお勧めします。
<オカリナ講師のジャスティンさん関連情報>
▽X(旧Twitter)
https://x.com/Justin_ocarina
▽HP
https://ocarina.cloud-line.com
▽書籍『月収5万エジプト在住 まあ死なんやろ日記』(Amazon)
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