耐熱性素材で作られている「焚き火シート」は、高温にも耐えることができる優れ物。焚き火台から落ちた飛び火からも地面を守り、延焼を防ぐことができるというメリットがありますが、使い方には注意が必要なのだそう。ZEN Campsの公式Xアカウント(@ZEN_Camps)が、「焚き火シートの正しい使い方」を解説しています。
芝を焦がしてしまうおそれ
床の低い焚き火台を長時間使用した場合、たとえ焚き火シートがあっても地面に熱が伝わり、地面の芝や植物が死滅してしまいます(芝や植物は40〜50度の温度に長時間晒されると細胞が死ぬと言われています)。
この事実を知らずに芝を焦がしてしまう問題が、今も多く発生しているのだそう。一般的なガラス繊維製の焚き火シートでは、輻射熱を完全に断熱することは困難です。あくまでも焚き火シートは、「瞬間的な熱から地面を保護する」かつ「延焼を防ぐ道具」として使用しましょう。
床の低い焚き火台を使用するときは
①焚き火台と地面の距離を離す
空気の断熱効果は非常に高いため、地面から「20cm以上」離れている焚き火台の使用がおすすめ。焚き火シートの上に「手をおけるぐらいの温度」になるよう、焚き火台の高さを上げましょう。そうすれば、地面が焼けることはありません。
②焚き火台と焚き火シートの間に断熱効果があるものを置く
底面が地面と近い焚き火台を使う際は、「断熱効果が高いものを下に置いて」使用します。以下のような素材のものを置くことで、地面に伝わる熱を低減してくれます。
・ステンレストレイ(水を張ると良い)
・断熱素材…断熱マット、カーボンフェルト、石、水に濡らした木等
③地面と焚き火シートの間に濡れた枯れ草やウッドチップ等を敷く
空気の層を作ってあげるイメージで、地面と焚き火シートの間に「濡れた枯れ草」や「ウッドチップ」を敷きましょう。そうすれば、地面に伝わる熱を低減できます。
▽出典:ZEN Camps 公式X/床の低い焚き火台を長時間使用した場合、焚き火シートがあっても芝を焦がしてしまうおそれがあります
https://x.com/ZEN_Camps/status/188930774659356682