東京都と神奈川県にまたがる陣場山(陣馬山)。「関東の富士見百景」「かながわの景勝50選」に選ばれ、山歩きのスポットとして親しまれる山で、山頂の休憩舎の看板が燃やされてしまい、怒りと悲しみの声が寄せられています。
「陣場山の休憩舎にある『直火・焚き火 禁止』をお願いしている表示板が燃やされてしまった」と投稿したのは東京都環境局の多摩環境事務所 自然公園担当が運営するツイッターアカウント、東京の自然公園(@tokyonp2017)。「山火事防止のため」に休憩舎の壁に設置されていた看板は、勝手に取り外され、文字が読めなくなるほど焼け焦げていました。
さらに、看板については「多摩産材の木で丁寧に作ったものなので、とても悲しい」、「山に登る人は自然に対しても人に対しても思いやりの気持ちを持ってほしい」としめくくっています。
投稿には「ひどい!」「全く信じられない ハイカーにこんな人がいるなんて…」「言葉が出ない 意味分からん」「驚きました。怒りと言うより悲しいですね」と憤りや悲しみの声や、「これは立派な放火案件」「こういう犯罪者は、すぐ捕まってほしい」、犯罪として捜査が行われてほしいという人も。「防犯カメラつけるしかないですね。悲しい」というコメントもありました。
当時の状況を多摩環境事務所 自然公園担当の担当者に伺うと、発覚したのは10月27日の午前中。多摩環境事務所の職員が見つけた時には、写真のように真っ黒になっていたそうです。看板は令和3年3月に休憩舎を整備する時に作られ、設置されたばかりのものでした。
休憩舎付近にはバーベキューや焚き火など火が使える施設はなく、何かが燃やされるのは、たびたびあるようなことではなかったといいます。「警察に相談し、調査をしてもらうことになりました。悪質なのでこういったことは絶対やめてほしい」と強く訴えられました。
また今後の対策としては、「今のところ防犯カメラの設置は予定してませんが、(看板が燃やされた件について)「警察に調査依頼中」という掲示をしようと考えています」とのことです。
山火事防止のために多摩の木材で作った看板が、2年足らずで取り返しのつかないほど破壊された今回の事件。付近に火を使える施設がない状況で、着火剤等を休憩舎に持ってきて、わざわざ壁から看板を取り外して燃やしたことには悪意を感じます。山を訪れる人みんなが、安心して過ごすための休憩舎。そういった場所の安全が守られることを願うとともに、看板を燃やした人が早く見つかり、何らかの責任を取ることを望みます。
東京の自然公園(@tokyonp2017)は、東京都環境局の多摩環境事務所 自然公園担当の運営のもと、都内最高峰の雲取山(2017.13メートル)や世界自然遺産の小笠原諸島など、都内の自然公園についての情報を発信しています。自然と自分自身を守るためにも、行く前には必ず情報を収集した上でお出かけください。
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■東京都環境局 自然環境課 https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/soshiki/600/600300/index.html