うめさんのオタク仲間の在日中国人によると、中国人はさまざまなグッズのなかでも、とくに「缶バッジ」が大好きなのだという。
そこでうめさんは、『柱展』の開催が始まった2024年11月(29日分)中に、転売ヤーが「缶バッジ」でどのぐらいの売り上げを得たかを推算。
なお、うめさんによると、『柱展』の缶バッジは1個600円で、1人につき上限50個の購入が可能だそう。
日本→中国への転売スキーム
「日本側の元締めがバイトを1日につき20人使った場合、缶バッジ1個600円×50個=3万円×20人×29日分=1,740万円。売値が3倍だとしたら5,220万円。うち、買い子用のチケット代として当日一般2,200円×29日分×127万6,000円、買い子のバイト代1日1万円×20人×29日分=580万円。そして、缶バッジが1日1,000個=重量1.75kgとして、送料が1箱3,100円×29箱=8万9,900円。
5,220万円(売値)ー127万(チケット代)ー580万円(バイト代)ー9万(送料)=約4,500万円。ここから缶バッジ購入金額(仕入れ)の1,740万円を引き、11月分だけで2,770万円。同様に、売値を2倍としたら、3,480万円-121万円-580万円-9万円-1,470万円=1,030万円。どっちにしろ税の申告は必要ですよね…」(うめさん)
あくまでもこれは、いち個人であるうめさんが推算した、アニメイベント一例の約1ヶ月分における金額だ。
アニメやゲーム、家電量販店、アミューズメントパーク、ブランドショップ、ドラッグストアなど、日本中のあらゆる分野で「中国人転売ヤー」による同様の行為が横行しているのが現状だ。
さすがに国税庁もこういった事態は認識しているはずだが……。