「しぶんぎ座流星群」4日未明~明け方が見ごろ 1時間に約30個の流れ星 天気は?

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三大流星群の一つ「しぶんぎ座流星群」が4日(土)未明から明け方に見ごろとなるでしょう。今年は月明かりの影響もなく、観察には好条件です。見える流れ星の数は、空の暗い場所で1時間あたり約30個と予想されています。太平洋側を中心に晴れる所が多く、流れ星を見られるチャンスです。

三大流星群の一つ「しぶんぎ座流星群」が見ごろ

三大流星群の一つ「しぶんぎ座流星群」が4日(土)0時頃に極大を迎えると予想されています。ただ、この時間帯は、日本では放射点が空の低い位置にあるため、その数時間後の4日(土)未明から明け方の時間帯に見ごろとなるでしょう。今年は、月明かりの影響もなく、観察には好条件です。

国立天文台によりますと、流れ星が目立って見え始めるのは、4日(土)2時頃で、時間の経過とともに流れ星の数が増加していきます。最も多く見えるのは4日(土)5時頃で、実際に見える流れ星の数は、空の暗い場所で1時間あたり約30個と予想されています。

気になる天気は?

4日(土)の未明から明け方は、北海道や東北の日本海側、北陸、近畿北部から山陰は雲が多く、所々で雪が降るでしょう。一方、北海道や東北の太平洋側、関東、東海はおおむね晴れて、流れ星を見られるチャンスです。近畿中部・南部、山陽、四国は一部に雲がかかりますが、晴れる所が多いでしょう。九州北部では雲が広がりやすいですが、南部では大体晴れる見込みです。沖縄はおおむね晴れて、星空観察に良さそうです。

各地とも未明から明け方頃は一段と冷え込みが強まります。しっかりと寒さ対策をして観察してください。

流れ星を見つけるコツは?

流れ星を見つけやすくするには、以下の4つのポイントがあります。

①できるだけ、街灯など人工の明かりが少ない場所を選びましょう。人工の明かりが多いと、その明るさに邪魔をされて暗い流れ星が見づらくなり、見ることのできる流れ星の数が少なくなってしまいます。
②できるだけ空が広く見渡せる場所を選ぶことも重要なポイントです。
③空の広い範囲に注意を向けるようにしましょう。放射点の方向にはこだわる必要はありません。流星群は、放射点(流星の軌跡を逆向きに延長したときに通る点のこと)のある方向だけに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れます。空をより広く見渡しているほうが、より多くの流星を捉えられる可能性が高くなります。
④ただし、月のある方向を正面にして観察するのは避けたほうがよいでしょう。月明かりに邪魔されて、暗い流れ星が見えなくなってしまいます。

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