今日5日の朝は、東京都心では最低気温が0℃を下回り、今季初の冬日になりました。昨シーズンより20日早い観測です。今朝は関東など各地で冷え込みが強まっています。
東京都心で今季初の冬日 関東から西で今季一番冷え込みも
今日5日の朝は、関東などで今季一番の冷え込みとなっています。
東京都心の最低気温は午前6時29分に、マイナス0.2℃となり、今季初めて冬日(最低気温0℃未満)を観測しました。昨シーズン初めて冬日となったのは1月25日のマイナス1.1℃でした。
関東から西で今季一番の冷え込みの所が多く、広島市と鳥取市はともにマイナス0.2℃、高松市マイナス0.1℃など、今シーズン初めての冬日となっています。
放射冷却とは
この時期、夜から朝にかけて穏やかに晴れると「放射冷却現象」が強まるため、気温がグンと下がります。
「放射冷却」とは、どういった現象かといいますと、物が外へ熱を出して、冷えることです。
例えば、寒い夜に、布団をしっかりかけて寝れば、朝まで体が暖かかったはずなのに、布団をかけずに寝てしまい、体が冷えてしまった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この場合と同じで、夜から朝にかけて曇りの天気だと、雲が布団と同じ役目をするので、地面近くの熱は空へ逃げにくく、冷え込みが弱くなります。一方、風が弱く晴れていると、布団と同じ役目をする雲がないので、地面近くの熱は、どんどん空へ逃げてしまうため、冷え込みが強くなるのです。
放射冷却現象が強まるという予報の時は、夜から朝にかけて冷え込みが強まります。しっかり暖かくして、お過ごしください。