週明けは広く雨 9日ごろ「今季一番の寒気」襲来 九州なども雪に 週間天気

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週明けの6日は、広く雨が降るでしょう。この雨のあと、日本付近は冬型の気圧配置になり、9日ごろには「今季一番の寒気」襲来となる見込みです。広く冷たい北風が吹くでしょう。日本海から次々に雪雲が流れ込むばかりか、九州などでも雪が降る見込みです。雪雲は太平洋側にも流れ込み、東京都心でも雪が舞う可能性があります。

明日3日~4日は日本海側の山沿いは雪強まる 関東にも雨雲や雷雲かかる

今日2日の雲の様子を見ると、日本海中部にまとまった雲が見られ、北陸付近にかかっています。この雲は、北よりの風と、西よりの風がぶつかることで発生しています。関東の東にも、同じように雲が広がっています。

明日3日から4日にかけて、上空に寒気を伴った気圧の谷が通過する影響で、日本海で雲が発生、発達するでしょう。日本海中部に見られる雲は、今以上に発達し、北陸付近にかかり続ける見込みです。北海道や東北の日本海側、北陸の山沿いでは 3 日にかけて雪の降り方が強まる所があり、近畿から中国地方の日本海側でも 3 日は山沿いで積雪となる所があるでしょう。大雪や積雪による交通障害、着雪、なだれにご注意ください。発達した積乱雲の周辺では、落雷や突風、雹(ひょう)にも、注意が必要です。北陸の平地では、これまでの雨の影響で、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。土砂災害に注意・警戒してください。
3日の午後は、関東でも雨雲や雷雲がかかり、北部では雪になることもあるでしょう。

5日は、日が差す所が多くなり、初詣など、まずまずのお出かけ日和になりそうです。

6日は広く雨

週明けの6日は、低気圧が本州の南岸を東へ進むでしょう。広く雨が降る見込みです。強い寒気の流れ込みはなく、雪になるのは、甲信や東北北部の山沿い、北海道に限られそうです。

雨のあとは冷たい北風 九州なども雪に

週明けの雨のあと、日本付近は冬型の気圧配置になり、広く冷たい北風が吹くようになるでしょう。日本海から次々に雪雲が流れ込みます。9日ごろをピークに強い寒気が流れ込み、九州などでも雪が降るでしょう。雪雲は太平洋側にも流れ込み、東京都心でも雪が舞う可能性があります。

ロシアはマイナス50℃以下の極寒 「今季一番の寒気」9日ごろ日本に

上の図は、年末の上空1500メートル付近の気温です。東シベリア付近は、平年より低い青色のエリアになっています。クリスマスを過ぎたころから、北極の寒気が東シベリアに流れ出したこともあり、ピーク時は、マイナス36℃くらいの寒気の流れ込みになりました。
ロシアのオイミャコンでは、12月27日に、今季初めて日最低気温マイナス50℃以下を観測、その後もマイナス50℃以下が続き、31日と1月1日はマイナス55℃以下を観測しました。

さて、「冬将軍」という言葉がありますが、この言葉の由来は、1812年のロシア戦役で「ナポレオンはGeneral Frost(厳寒将軍・霜将軍)に負けた」と、イギリスの新聞が報じ、日本では「冬将軍」と翻訳されたともいわれています。

今回、ロシアに極寒をもたらしている「冬将軍」は、次第に南下する見込みです。勢力は衰退するものの、中国の北京では、7日と8日の最低気温はマイナス10℃以下と、今シーズン最も低くなる予想です。日本には、9日ごろ西回りで襲来となり、上空1500メートル付近でマイナス9℃以下の寒気が、本州の南まで流れ込む見込みです。9日ごろに予想される寒気は、平年より7℃くらい低く、真冬に数回しか流れ込むことのない「今季一番の寒気」です。

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