【漫画】タワマンに住んで後悔してる 憧れの東京で中学受験にママ友マウント…比べ続けた果てに気づいた「幸せ」とは

海川 まこと 海川 まこと

日々の生活のなかで、ふとした瞬間に他人と比べて落ち込んだり、相手を妬んだりしてネガティブな気持ちになった経験がある人は少なくありません。そんな誰にでも起こり得る心情の変化をテーマに描いた『タワマンに住んで後悔してる』という漫画が、グラハム子さんのX(旧Twitter)に投稿され注目を集めています。

主人公の渕上舞は夫の転勤に伴い、九州から東京のタワーマンションに引っ越すことに。憧れのタワマン生活に胸を躍らせていましたが、いざ生活が始まってみると子どもの習い事や中学受験、ママ友同士でのマウントの取り合いなどに心が疲弊していきます。

地方に住んでいた頃にはなかった価値観の違いや、生活環境の変化にどうも馴染めず、自分と他人を比べてしまう舞。

読者からは「こういうのってリアルにあるんだろうな…」「母親としてママ友との関係性や子どもの将来のこと、他のパパと比較した自分の夫など…いろいろと考えさせられる話ですね」など、多くの反響を呼びました。

なかには、「他人と比べてたらいつまでも幸せにはなれないよ」「人と比較して幸せを感じていると、どんな状況でも満足できなくいマインドになっちゃう」といったシビアな意見も。

しかしその一方で、「自分は自分だからもっと視野を広げて客観的に見てほしい」「手に入れるのが当たり前になると、今度は些細なことでも満たされないと不満を感じるようになる」と、主人公の気持ちに寄り添いつつも、今ある環境を大切にしてほしいといったコメントも寄せられています。

このようにさまざまな声が集まるなか、『タワマンに住んで後悔してる』の漫画を担当されているグラハム子さんに、同作についてお話を伺いました。

ー読者からの反響についてはいかがでしょうか。

色々な感想をいただきました。現代社会の縮図のようでリアルだとか、やっぱりタワマンは怖いですねとか、女の嫉妬心ですねとか。逆にタワマンはこんな風じゃない、タワマンへの解像度が低すぎるなども。

子どもの教育に対する感想では、これは教育虐待だという方もいれば、都内は中学受験は当たり前だと言う方もいて、読む方によって感じることが千差万別な作品なのだなと思います。

ー漫画を描く際に意識しているポイントがあれば教えてください。

「誰にでもうっすら刺さるように」を意識して書きました。例えばタワマンに住んだことのない方でも、ご自身や子どもが中学受験を経験した方ではなくても、「人と比べて落ち込んだり、悩んでしまった」経験はあると思うんです。

なのでテーマはタワマンや受験であってもそこだけを際立たせるのではなく、人間の心模様に焦点を当て、共感できる裾野を広げて書こうと思いました。

ーもし、グラハム子さんが主人公と同じ境遇に置かれた場合、どのような心情になるでしょうか?

私もきっと舞のようにメンタルがやられてしまって、正常な判断ができなくなってしまう気がします。実は私も、過去に似たようなシチュエーションになったことがあるんです。そのとき学んだのは、おかしくなってきたら距離を取るのがやっぱり基本でありベストなのだなと。物理的に距離を取ることができれば、精神的にも距離を取ることができて、また穏やかな日々に戻れるのだと感じました。

ー最後に読者へのメッセージをお願いします。

『タワマンに住んで後悔してる』を読んでくださりありがとうございます!いかがだったでしょうか?本当に色々な感想をいただくので、どんな感想でも正解なのだと思います。まだ読んでいない方は、私のSNSや、途中まで無料で読めるサイトもありますのでぜひ覗いてみてください!

<グラハム子さん関連情報>
▽X(旧Twitter)
https://x.com/gura_hamuco
▽Instagram
https://www.instagram.com/gura_hamuco?utm_source=ig_web_button_share_sheet&igsh=ZDNlZDc0MzIxNw==
▽Kindle書籍「タワマンに住んで後悔してる」(Amazon)
https://www.amazon.co.jp/dp/B0C5L8TJPT

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