子供がぐずっても気兼ねなく!東海道新幹線「お子さま連れ車両」は優しい空間 年末年始のサービスご存知ですか?

平藤 清刀 平藤 清刀

年末年始に乳幼児を連れて新幹線で帰省する際、「子どもが泣いたりぐずったりしたら……」と不安を覚える人のために、周りに気兼ねなく乗れる「お子さま連れ車両」というサービスが年末年始に設定されていることをご存じだろうか。

東海道新幹線を運行する東海旅客鉄道株式会社(以下、JR東海)の東京広報室に聞いた。

乳幼児が乗っていることを前提にお互い温かい目で見守ってあげて

乳幼児を連れて乗車する場合、目的の駅へ着くまでに泣いたら周りに迷惑だとか、いろいろな不安を抱えているはず。そういう人が安心して利用できるように、年末年始に「お子さま連れ車両」が設定されている。

列車の中で赤ちゃんが泣き出したら、近くにいたおじさんから「うるさい!」と怒鳴られたり、気を遣っていったん降りざるを得なかったりする乗客どうしの小さなトラブルをSNSで時折みかける。筆者も以前、同様の現場に居合わせたことがあって、乳幼児を連れて公共の交通機関を利用することが、それほど他人に気を遣うことなのかと驚いたし、親御さんの気苦労は並大抵ではないだろうと同情もした。

子連れで乗車することをためらう人は、過去に嫌な思いをした経験があったのかもしれないし、そういった経験をした人から話を聞いて不安を抱いているのかもしれない。

JR東海では、今年は12月27日~1月5日の間、おむつ替えができるトイレや多目的室が近い12号車を「お子さま連れ車両」に設定する。別料金が発生するわけではなく「お子さま連れ車両をご予約いただくだけです」とのこと。また「お子さま」の年齢制限も、とくに設けていないという。

ただ、注意したいのは、子連れの専用車両ではないため、子供を連れていない利用客も乗ってくる。だが、子連れの親が多く乗っていることが前提の車両なので、他の乗客はそれを承知で利用する。

つまり、お子さま連れ車両に乗る人は、お互いに温かい目で見てあげましょうという暗黙の了解ができているので、安心して乗っていられるわけだ。

予約は乗車日の1カ月前からなので、この記事が公開される頃にはすでに始まっている。

「お子さま連れの方でとくに赤ちゃんを連れて乗車する方は、目的の駅へ着くまでに泣いたら周りに迷惑だとか、いろいろな不安を抱えていらっしゃると思います。そういう方が安心してご利用していただけるように、『お子さま連れ車両』を設定しております。事前にご予約いただき、安心してご旅行いただきたと思っています」

乳幼児を連れているだけで理不尽な苦情を受けるリスクを避け、周囲に気兼ねすることなく利用できる「お子さま連れ車両」はお勧めだ。

 ⇩JR東海 お子さま連れ車両⇩
https://recommend.jr-central.co.jp/oyakotabi/fs/

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