兵庫県~大阪・関西万博間の輸送で大活躍した神姫バスですが、10月14日から神戸空港便の本数が1日あたり17便も増えました。神戸空港便の増便により、大阪から韓国へのルートも便利になりました。今回、地下鉄三宮駅前から神戸空港行きのバスに乗車しました。
日中は神戸空港→三宮方面が30分間隔に
10月14日から、神姫バスが運行する神戸空港便が1日あたり17便も増えました。これにより、日中時間帯の神戸空港から三宮方面へは、改正前の1時間間隔から30分間隔になり、利便性が大幅に向上しました。
時間帯別に見ると、神戸空港から三宮方面行きの午前便の増発が目立ちます。改正前(2025年4月)は神戸空港第1ターミナル発地下鉄三宮駅前方面行きの始発便は11時47分発でした。午前時間帯は神戸観光周遊バス「シティーループ」が担っていました。
改正後は神戸空港第2ターミナル8時57分発から11時57分発まで30分間隔の大増発。シティーループの午前便も維持されています。
また、神戸空港国際線に乗り継ぎやすい便も新設。それが、地下鉄三宮駅前9時27分発の便です。この便は神戸空港第2ターミナルに9時50分に着きます。
神戸空港を出発する国際線の午前便は大韓航空2172便(神戸11時10分発→ソウル13時0分着)、エバー航空133便(神戸11時0分発→台北13時15分着)、スターラックス航空835便(神戸11時30分発→台北13時50分着)です。このうち、エバー航空133便は月・水・金曜日、スターラックス航空835便は火・木・土・日曜日に運航します。
一般的に航空会社のチェックイン締切時間は出発の1時間前です。また、国際線が利用する第2ターミナルはコンパクトなため、チェックインから搭乗口までスムーズにアクセスできます。このようなことから、地下鉄三宮駅前9時27分発の便は使い勝手が良いと考えられます。
三宮から神戸空港まで23分の旅
平日に地下鉄三宮駅前9時27分発の便に乗車しました。地下鉄三宮駅前バス停はJR三ノ宮駅の北側、神戸市営地下鉄三宮駅東出口2番に位置します。JR三ノ宮駅中央口改札から徒歩数分です。
9時27分の便の始発は神戸電鉄・恵比寿駅です。そのため、地下鉄三宮駅前に着くと20名もの乗客が降りました。車内は一時的に無人となり、新たに乗り込んだ乗客は私を入れて計3名でした。
9時27分に定刻に発車。車内は高速バスタイプであり、大混雑のポートライナーと比べると、はるかに快適です。神戸空港第1ターミナルには9時49分、第2ターミナルには9時50分に到着。第2ターミナルまでの乗車は私だけでした。
第2ターミナルに入ると、エバー航空133便は「搭乗手続最終案内」、大韓航空2172便は「出国手続中」でした。神姫バス到着の10分後の10時0分に、エバー航空133便の搭乗手続きが終了しました。
感覚的にはエバー航空133便は「ギリギリ」、大韓航空2172便は「まだ時間に余裕がある」といった感じでした。いずれにせよ、事前にオンラインチェックインは済ませたいところです。
大阪駅8時50分の新快速に乗れば大丈夫
ここからは、大阪駅から神戸空港経由でソウル・仁川空港までのルートをシミュレーションします。先述した地下鉄三宮駅前9時27分の便に乗車するには、大阪駅8時50分発新快速(平日)がおすすめ。この新快速は三ノ宮駅に9時12分に着きます。
大韓航空2172便のダイヤは神戸空港11時10分発、ソウル・仁川空港着は13時0分着です。つまり、大阪駅から約4時間で仁川空港に着きます。
もう少し、神戸空港で時間に余裕を持たせたい場合は、大阪バスの利用がおすすめ。大阪バス1便は布施駅7時20分、道頓堀7時45分、大阪駅1番乗り場8時10分の順に発車し、神戸空港第2ターミナルに9時21分に着きます。