今日15日(日)も日本海側では広く雪が降り、山沿いでは大雪になるでしょう。北海道や東北の太平洋側でも午後は雪が降りそうです。屋根からの落雪や交通機関の乱れなどに十分に注意してください。
北日本は太平洋側でも雪
今日15日(日)も、日本列島には強い寒気が流れ込み、北海道から東北の日本海側と北陸では広く雪や雨が降るでしょう。山沿いでは雪の量が増え大雪の恐れがあります。屋根からの落雪や雪崩にご注意ください。風も強まり、吹雪く所もあるでしょう。電線などへの着雪や見通しの悪さにも注意が必要です。
低気圧が日本海から北海道を通過するため、北海道や東北の太平洋側でも午後になると雪が降るでしょう。大気の状態が不安定になるため、雷を伴い一時的に降り方が強まる所もありそうです。
近畿から九州の日本海側も雲が多く、山陰を中心に雨や雪が降る所があるでしょう。山沿いでは雪の積もっている所もあります。車での移動は冬用のタイヤを必ず装備するようにしましょう。
関東から九州の太平洋側は広く晴れて、空気の乾燥が続きそうです。火の取り扱いにご注意ください。
短時間の大雪 注意点は?
①道路の除雪が追いつかなくなることで、車の「大渋滞」や「立ち往生」が発生する恐れがあります。特に交通量の多い国道や高速道路などでは大規模な立ち往生となり、復旧まで長時間かかることがあります。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。
②「屋根からの落雪」にも注意が必要です。屋根に大量の雪が積もると、雪の重みで一気に雪が滑り落ちてくることがあります。特に軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど十分な注意が必要です。
③道路の側溝などに雪が積もってしまうと、水はけが悪くなり「道路が冠水」することがあります。特に雪の多い地域では消雪パイプからの水が道路に溜まりやすいので注意が必要です。
このほか列車のダイヤが大幅に乱れることも考えられます。計画運休などが事前に発表されることもあるため、大雪になる前から交通情報をこまめに確認してください。
雪道の運転 注意するポイントは
雪道で、車を運転する場合は、スノータイヤを装着し、急発進、急停車にならないよう、普段よりもゆっくり慎重に運転してください。車間距離は普段の倍以上とりましょう。トンネルの出入り口や橋の上などは路面が凍結しやすいため、特に注意が必要です。通行止めや渋滞の情報をあらかじめ確認してから出かけましょう。
2輪車(バイクや自転車)は転倒のおそれが非常に高いため、運転しないでください。公共交通機関を利用する場合は、間引き運転や減速運転により、普段より時間がかかり、混雑することが予想されます。運行情報や迂回ルートを確認してから行動してください。
大雪のピークが過ぎてないときに行動すると、大きなケガにつながったり、帰宅困難になったりします。慎重に行動してください。