明後日7日(土)と8日(日)の関東は、ここ数日の暖かさから一転して師走らしい寒さになるでしょう。北部の山沿いは雪が降る所もありそうです。この週末は寒さ対策を万全にし、峠越えを予定されている方は車の冬装備を整えてお出かけください。
暖かい日々から一転して寒くなる
明日6日(金)の関東は各地で晴れる見込みです。
日中の最高気温は15℃から17℃と、今日5日(木)と同じくらいの所が多く、11月中旬から下旬並みでしょう。
沿岸部は風が強まるため気温の数字よりも寒く感じられるかもしれませんが、風が穏やかな所は比較的過ごしやすい見込みです。
明後日7日(土)から8日(日)も広い範囲で晴れの天気が続きますが、寒くなります。
特に8日(日)の最低気温は宇都宮で0℃、水戸はマイナス1℃まで下がり、朝は氷が張るほどの冷え込みになりそうです。
最高気温は東京都心で12℃と12月中旬並みの予想で、宇都宮と前橋は10度までしか上がらないでしょう。
ここ数日は比較的暖かかった分、一気に寒く感じられるかもしれません。
体の冷えによって、体調を崩さないようにご注意ください。
今週末は冬将軍の初陣
こちらは、8日(日)にかけての予想天気図です。
明日6日(金)は、北海道や東北を低気圧を含む気圧の谷が通過するでしょう。
その後、日本付近は明後日7日(土)にかけて西高東低の冬型の気圧配置に変わる見込みです。
等圧線同士の間隔が狭いことから、気圧の傾きが大きくなって大陸からの季節風が強まることが予想されます。
関東の平野部は、晴れの天気と空気の乾燥した状態が続くでしょう。
冷たい北風や西風が吹きつけますので、ダウンジャケットやジャンパー、ロングコートなどで寒さ対策を万全にしたほうがよさそうです。
一方、群馬県や栃木県の山沿いでは、北陸や東北から雪雲や雨雲が流れ込むでしょう。
群馬県と栃木県の山沿いは雪 峠道は冬装備必須
こちらは、今日5日(木)午後7時から、8日(日)午後7時までの72時間に降る雪の量を表したものです。
東北や北陸の山沿いを中心に雪の量が多くなる予想で、赤色(72時間で最大120センチ)や紫色(72時間で120センチ超)のエリアが広がっています。
関東は、主に群馬県北部の利根・沼田地域に赤色やオレンジ色(72時間で最大100センチ)で示されている所があります。
群馬県みなかみ町や、新潟県湯沢町にかけては関越自動車道や上越新幹線が通っていて、チェーン規制や速度制限などといった影響が出るものと思われます。
また、群馬・新潟県境ほどではありませんが、群馬県吾妻地域や栃木県北部にも白色(72時間で最大10センチ)の表示があります。
今週末、関東北部は山沿いを中心に雪雲がかかり、平野部でも雪が舞うかもしれません。
シーズン最初の本格的な雪に注意
冬の時期に雪の多い所に住んでいる方でも、ひと夏を過ぎると、雪道での車の運転感覚を忘れがちです。シーズン最初の雪は、たとえ雪に慣れている方でも、以下の2つのことに注意が必要です。
(1)必ず、スタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。
スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。
(2)たとえ急いでいても、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転はやめましょう。
「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。車を発進する時や上り坂では、タイヤが空転してしまわないよう、アクセルをじわりと踏み込んでください。下り坂では、エンジンブレーキを基本として、アクセルとブレーキも適度に調整して、速度を落としてください。