マイナ免許証のメリット4つ
▽メリット(1)取得・更新費用が安い
前述の通り、マイナ免許証は従来の免許証より取得・更新手数料が安いです。従来の免許証のみ持つ場合とマイナ免許証のみ持つ場合では、更新手数料が750円変わります。
▽メリット(2)変更手続きがワンストップ
引越しや婚姻による住所・氏名の変更があった場合、これまでは免許証とマイナカードそれぞれに変更手続きが必要でした。
マイナ免許証であれば、変更手続きは市町村役場での手続きで完結できます。警察署や運転免許センターに赴く必要はありません。
▽メリット(3)従来の免許証の携帯が不要
マイナ免許証があれば、現在の免許証の携帯は不要となります。マイナカードの携帯は必要ですが、2024年12月2日に現行の健康保険証が廃止される(※)ため、マイナカードを普段から持ち歩く人が増えるでしょう。
(※)有効期間内の保険証は、この日から最長1年間有効→有効期間内の保険証は、この日から最長1年間有効。マイナンバーカードを持っていない、マイナンバーカードと健康保険証が紐づけられていない場合は資格確認書で受診。
▽メリット(4)更新講習のオンライン対応
マイナ免許証を取得すると、優良運転者(ゴールド免許取得者)及び一般運転者は、更新講習をオンラインで受講できます。講習手数料も200円(現在の優良運転者で500円)と安いです。
マイナ免許証のデメリット4つ
マイナカードと言えば、健康保険証の問題で不安を覚える人も多いです。マイナ免許証でも、以下の4つのデメリットが考えられます。
▽デメリット(1)情報漏えいや悪用のリスク
多くの人にとって最も不安なのが、自治体側による情報の紐付けミスや、紛失・盗難による情報漏えいでしょう。
紐付けのミスは、本人では防ぎようがありません。また、マイナカードを普段から持ち歩けば、紛失や盗難のリスクも高くなります。重要な個人情報だけに、悪用も心配です。
▽デメリット(2)紛失すると長期間運転できない
マイナカードの再発行には、概ね1ヶ月半かかります。そのため、マイナ免許証を紛失した場合などには、長期間にわたり運転できなくなる可能性があります。
▽デメリット(3)併用なら2つとも更新が必要
マイナ免許証と従来の免許証の双方を所持する場合は、それぞれについて更新手続きが必要です。手続き方法の詳細は明らかになっていませんが、併用の場合は従来より手間が増えると認識しておきましょう。
▽デメリット(4)免許証の有効期限を確認しにくい
マイナ免許証には、マイナカードの有効期限は記載されるものの、運転免許証の有効期限が記載されません。免許更新の時期には通知ハガキが届きますが、引越しなどで住所変更を忘れれば免許失効につながる可能性もあります。
現在は、免許証の情報を読み取るアプリの開発も進んでいるようです。しかし、少なくともアプリでの確認が必要です。