紫金山・アトラス彗星がいよいよ夜空で見頃に いつ、どこに見える? 天気は

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紫金山・アトラス彗星が10月中旬に見頃を迎えます。日の入り後、西の空の低い位置にご注目を。空が暗い所では、肉眼でうっすら見える可能性があります。双眼鏡などを使うと尾が伸びる様子を確認できることも。

紫金山・アトラス彗星が見頃に 観察できる時間や方角は

紫金山・アトラス彗星が10月中旬に見頃を迎えます。紫金山・アトラス彗星とは、2023年1月に発見された彗星で、「しきんざん」「ツーチンシャン」などと読みます。

発見当初に期待された明るさには届かないものの、暗い空であれば、肉眼でもその姿を観察できそうです。双眼鏡などを使うと尾が伸びる「ほうき星」の様子が見られる可能性もあります。

見える時間帯は、今年9月に観察チャンスがあった際は明け方でしたが、10月中旬は「日の入り後」と、気軽に観察しやすい時間であることがポイントです。ただ、空が暗くなってから彗星が沈むまでの時間が短いため、日の入り後1時間前後を目安に観察するとよいでしょう。

見える方角は「西」です。明るく輝く金星を目印に探しましょう。

観察におすすめの日は

国立天文台によると、アトラス彗星の地球への最接近は12日(日本では13日)ですが、かなり低い位置のため、肉眼で見える地域はかなり限られそうです。日を追うごとに高度が徐々に上がっていきますが、15日頃までは地上の明かりや「もや」などの影響もあって、市街地での肉眼での観察は厳しいものと思われます。望遠鏡や双眼鏡を使ってトライするとよいでしょう。

16日頃からは観察しやすい高度になります。彗星自体の明るさがやや暗くなるものの、20日頃までは肉眼でぼんやり見えることが期待できそうです。できるだけ空の暗い場所で観察するとよいでしょう。

その後は、さらに高度が上がりますが、彗星はより暗くなってしまうため、空の暗い場所でも肉眼での観察は難しくなるでしょう。

気になる天気は?

今夜も晴れる所が多いですが、北海道や関東北部、北陸では曇りや雨の所があるでしょう。明日13日も、日本付近は引き続き高気圧に覆われるため、晴れる所が多い見込みです。三連休中に市街地から離れた所へお出かけされている方は、西の空が開けた場所で彗星を観察してみるのもよいでしょう。明後日14日になると西から天気は下り坂で、九州や中国、四国で雲が増えて雨の降りだす所がありそうです。

15日はさらに曇りや雨のエリアが広がり、16日にかけては多くの所で観察にはあいにくの天気となるでしょう。

17日は晴れる所が多く、観察によさそうですが、18日以降は気圧の谷が度々通過して、1~3日の短い周期で天気が変わります。最新の天気予報をこまめに確認し、観察のタイミングを逃さないよう、お気をつけください。

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