『「人を指差したらあかんよ」と、この手の形を教えたら植物にも丁寧な幼児になってしまった期の写真が出てきた。1歳11ヶ月』のコメントとともに、イギリスで生活するイセキ アヤコ🇬🇧 (@isekiayako、以下イセキアヤコ)さんが1枚の写真を投稿。
写っているのは、生垣の植物を前に立つまだ小さな女の子。注目はその左手!手のひらを上に、親指以外の4本の指をきちんとそろえて、とても丁寧な所作で植物を指しているのです。
腰も少しかがめて、手のひらも胸より上に差し出し、小さな体全体から、植物に対する敬意を感じます。
「なんて可愛らしい🥰🥰🥰」
「これは癒された😊」
「皇族の方ですか?🦁」
「手だけじゃなく全身で丁寧✨」
「腰の角度が最高にステキです🤩」
「大人になってもこの手の形を忘れないでほしい」
愛らしい写真には、癒される人が続出!37万ものいいねがつきました。 イギリスでの子育てや娘さんについて、イセキアヤコさんに話をお聞きしました。
――この時の状況を教えてください
「まだお喋りはそんなにできない時期だったのでもにゃもにゃという感じでしたが、生垣で何かを見つけて、私に伝えようとしてくれたみたいです」
――この仕草を見てどう思われましたか?
「少し前に『したらいけないよ』と教えたことをちゃんと覚えていたのでちょっとびっくりしました。些細なことですが成長を感じましたね」
――娘さんはどんな性格ですか?
「赤ちゃんの頃からいつもにこにこ、機嫌のよい子でした。おっとりしていて、家族にもお友だちにも優しいです。今9歳になりましたが、植物や動物が好きで、小学校ではガーデニング委員をしています」
――イギリスと日本では所作やマナーについて違いはありますか?
「イギリスでは、特に近くにいる人を指差す行為は、日本人が思っている以上に失礼な印象を与えるのだと知りました。日本に住んでいた頃はそこまで意識したことはなかったのですが、この国に来てから私も気をつけるようになりました」
――イギリスの子どもたちは、やはり指で示さず、こんな手の形に?
「いえ、イギリスの子どもと言ってもいろんな人種がいて、家庭や通っている学校によってもマナーの教え方が全然違うので一概に言うのは難しいです。する子はしますし、しない子もいます」
――なるほど。ほかにもイギリスと日本とでマナーや行儀について感じるギャップがあれば教えてください
「イギリスではドアを開けるとき、後ろに人がいたら小さい子でも必ずと言っていいほど押さえて待っていてくれます。また、順番を守ることも徹底しています。列に並ぶときは誰かが順番を抜かしたらどこかから声があがります。『列の最後尾はここですよ』とか『私たち並んでます』とか。ほかにも、幼児が英語で人に何かをお願いするとき、please(お願いします)をつけ忘れていたら親が『’please’って言いましょうね』などと教えている場面をよく見かけます」
――イギリスは紳士的でマナーを重んじる国というイメージですが…
「そうですね、ただ、先ほどもお答えしましたがこの国にもいろんな人がいます。残念な思いをすることはあるのですが、長く住んでいてイギリスの素晴らしいところもたくさん目にしてきました。これからもお手本になる部分は真似したいなと思っています」
そんなイギリスで子育てに励むイセキアヤコさん、XやInstagramでイギリスでの生活や、自身が主宰する、アンティークやヴィンテージジュエリーのオンラインショップ「 tinycrown(タイニークラウン)」のため現地で見つけたアンティークやヴィンデージジュエリーについて紹介しています。
■イセキアヤコさんX https://x.com/isekiayako
■イセキアヤコさんInstagram https://instagram.com/tinycrown_ltd