「お願いね〜」。3歳の息子をパパに任せ、ママは一人でカフェへ。ひと息ついたところで、見守りカメラの画面を開きました。映っていたのは、爆睡するパパと、その横で説明書を熟読しながら黙々とおもちゃを組み立てる息子の姿。完全に、逆でした。
カメラに映っていたのは、寝転がって眠り込むパパ。一方の3歳の息子は、レールキューブ(レール状のパーツをつなぎ、乗り物が走るコースを作るおもちゃ)の説明書に見入りながら、一人で製作を進めていました。面倒を見るはずの大人が休み、見てもらうはずの子どもが自立して遊んでいる——役割がすっかり入れ替わった光景です。
この様子を投稿したのは、ママのマロさん(chanel55529)。「3歳児が自立して遊び、大人が自由時間を満喫している」とつづり、こう続けました。
「違う違う。自由時間をもらったの、そっちじゃない」
しかも、眠りに落ちる前のパパは、息子さんにこう声をかけていたといいます。「パパ寝んねするから静かに遊んでね」。うたた寝ではなく、はじめから寝るつもりだったようです。
「いやいやいや。静かに遊んでほしいんじゃない。一緒に遊んでほしいんやけど???」
思わずそうツッコミを入れたマロさん。「カメラ抜き打ちチェックして正解だったわ」とつづっています。
説明書を見ながら一人で完成させた大作
息子さんが夢中になって遊んでいたのは、カラフルなレールキューブ作り。カメラには、完成間近と思われる大きなコースと、その横で説明書を見ながら作業を進める息子さんの姿がありました。
組み上げられたコースは、カーブや高低差を取り入れた立体的な構造。複数のパーツを組み合わせながら、レールが途切れないように組み立てられており、3歳児が一人でここまで作り上げたことに驚かされます。
帰宅後、マロさんが「お留守番の間、どうだった?」と尋ねると、パパは「寝てた!子どもは一人で楽しそうに遊んでた!」と即答。隠す様子もない、潔い返答だったといいます。
「秘密基地をのぞくカメラ」になるまで
見守りカメラを設置したのは、息子さんが生後3カ月の頃。乳幼児突然死症候群(SIDS)が心配で、夜中もベビーベッドの様子を確認できるようにと、子ども部屋に取り付けました。「ちゃんと息してるかな?」と何度も画面をのぞき込んでいたカメラは、今では「子どもの秘密基地をのぞくカメラのような存在」になったと、マロさんは話します。
一人の時間は、土日のどちらかにパパから「行っておいで」と声をかけてもらって生まれたもの。「お願いするというより、夫の提案で始まったので、とてもありがたいです」
カメラが記録していたのは、パパの爆睡だけではありません。普段はあまり食べさせていないお菓子を、パパが「ママには内緒だよ!」と息子さんに手渡す一部始終も映っていたそうです。
「じゃあカメラで確認してみよう!」わが家のプチ検証
普段はカメラを見ることはなく、子どもが泣いたときの通知をきっかけに確認する程度だというマロさん。「こんなことがあったよ」とパパから聞いた出来事を、後から「じゃあカメラで確認してみよう!」と見返すのが楽しみのひとつになっているそうです。
家族の記憶と実際の映像を照らし合わせるその様子は、まるで小さな検証番組のよう。大人が眠り込み、3歳児が黙々と手を動かす——そんな「完全に逆」の一日も、あとから笑い合える家族の記録になっています。