台湾人・香港人向けの訪日観光情報サイト『樂吃購(ラーチーゴー)!日本』を運営する株式会社ジーリーメディアグループ(東京都渋谷区)は、このほど「日本旅行」についての調査結果を発表しました。同調査によると、訪日時に行きたいと思う動物を見たり触れ合ったりできるスポットは「水族館」が1位となりました。また、見たり触れ合ったりしたい動物は「キツネ」が1位だったそうです。
調査は、台湾・香港在住の同サイトユーザー3767人を対象として、2024年4月にインターネットで実施されました。
観光庁が発表した2024年1~3月期の訪日外国人消費動向調査によると、台湾人の旅行消費額は2512 億円、香港人は1543 億円となり、合計すると、首位となる中国の3526 億円を上回り、インバウンド消費を支えていることが分かったといいます。
調査の結果、全体の82.4%が「日本で動物を見たり触れ合ったりできるスポットに行きたい」(できれば行きたい68.2%、絶対に行きたい14.2%)と考えていることが分かりました。
「動物を見たり触れ合ったりできるスポットに行きたい」と答えた3106人に、「そのスポットで何をしたいですか」と複数回答可で聞いたところ、「動物と一緒に写真が撮りたい」(76.3%)、「動物にエサをあげたい」(72.6%)、「小動物を抱っこしたい」(52.3%)といった回答が上位に挙げられました。
また、「日本で見たり触れ合ったりしたい動物」については、1位「キツネ」(63.2%)、2位「鹿」(47.2%)、3位「パンダ」(41.9%)がTOP3を占めました。
さらに、「動物を見たいスポット」を教えてもらったところ、1位「水族館」(75.0%)、2位「野生の動物がいる公園や地域(例:奈良公園)」(71.4%)、3位「動物園」(64.1%)、4位「動物が放し飼いの動物園(例:宮城蔵王キツネ村)」(60.1%)という結果になり、野生動物がいる場所の人気が高いことがうかがえました。
また、「日本で動物を見たり触れ合ったりしたい理由」としては、「日本の動物園は環境がよくきれいで清潔感を感じるため」(61.4%)が最も多く、次いで「地元では野生に近い動物が見られないため」(44.6%)、「地元には動物と触れ合える施設がない/少ないため」(36.6%)といった意見が挙げられたそうです。