中国人が海外旅行で最も行きたい国は「日本」が1位に――そんな調査結果が10~40代以上の中国人男女100人を対象とした株式会社マーケティングアプリケーションズ(東京都渋谷区)の「中国におけるインバウンド調査」で分かりました。また、日本でしたいこととしては、「日本の有名な観光地に行くこと」が最も多くなりました。
調査は、同社が運営するセルフ型アンケートツール『Surveroid(サーベロイド)』を使用して、2023年6月にインターネットで実施されました。
調査によると、2023年に「海外旅行をする意向がある」人は78.0%。さらに、海外旅行先として「最も行きたい国」は、1位「日本」(16%)、2位「ロシア」(13%)、3位「シンガポール」(12%)、4位「フランス」(10%)、同率5位「オーストラリア」「韓国」「英国」「米国」(いずれも6%)という結果になりました。
なお、「日本にまた行きたい」と答えた割合をみると、直近1年以内に日本に行った人(25人)は96.0%、1年以内に日本のいく予定がある人(45人)では97.8%、全体では77.0%に上っています。
次に、「日本でしたいこと」を複数回答で教えてもらったところ、「日本の有名な観光地に行くこと」(73.0%)が最も多く、次いで「日本の自然・景色を楽しむこと」(62.2%)、「ショッピング」(58.1%)、「温泉に行くこと」(54.1%)、「日本食や酒を楽しむこと」(50.0%)などが上位に並びました。
なお、「日本のどこに行きたいですか。行ったことがある方はどこに行きましたか」という質問に自由記述形式で答えてもらったところ、多い順に「東京」「富士山」「大阪」「北海道」という結果になりました。
回答者からは、「東京スカイツリー、富士山などを訪ねる」(30代女性)、「富士山に行きたい、日本の桜を見たい」(20代女性)、「大阪に行きたい」(20代女性)などの声が寄せられています。
さらに、「日本で購入したいもの(購入したもの)」を複数回答で答えてもらったところ、「化粧品」(63.5%)が最多となったほか、「食品」(62.2%)、「菓子類」(47.3%)、「酒類」(43.2%)といった回答が上位に挙げられました。
また、「日本で使った金額」については、「20万円~40万円未満」(36.5%)、「10万円~20万円未満」(28.8%)、「40万円~60万円未満」(21.2%)という結果になりました。
最後に、「日本で印象深かった出来事」について自由記述形式で聞いたところ、「とても親切」(20代男性)、「環境保護が非常に重要視されており、ほとんど埃がない」(30代男性)、「清潔で整理整頓されている。偽物がない」(40代女性)といった声が寄せられたそうです。